済みません。トリップ前に漫画全く読んで無い所為で展開読めない、判らない、で精神持たないんですけど。【文スト】【男主】

【 おまけ & 続編のお知らせ 】 ページ30

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「とりっく、お……？」


「Trick or Treat。ほら、国木田さんに言って来なー」


「うん！」



気合十分の鏡花ちゃんが可愛くて可愛くて仕方がないA、十七歳です。

国木田さんに頑張ってお菓子を強請る姿は本当に可愛い。
…何処か変態気質になってしまったので今までのは忘れて頂きたい。ってこれ誰に言ってンだ俺。

え、自分怖…。




「A君は人に教えるだけで自分は行かないのかい？ ほら、私に言ってくれてもいいんだよ？」


「いいですよ別に。こういう日は鏡花ちゃんや賢治君みたいな子供が遊ぶイベントですし」


「こういう日くらい君も子供らしくすればいいのに」




背後から唐突に俺の頭の上に顎を乗せて来たと思えばこれだ。此処最近太宰さんへの免疫が付いてきた俺はこの体勢も慣れたもの。どかそうともせずに国木田さんの元でお菓子を貰っている鏡花ちゃんを眺める。あ、貰えたっぽいな。


「あれ、また太宰さんに絡まれているんですか？」とナオミちゃん特製、パンプキンケーキを頬張っている敦君が気にかけてくれたが「このくらいもう慣れた慣れた」と言ったら曖昧な笑みを浮かべ、鏡花ちゃんと同じ様に国木田さんの元へ行った。

何だあの顔は。慣れてはマズイのか。つーか嫌でも慣れちまうからなこれ。





「A君」


「何ですか」


「Trick or Treat」


「どうぞ」


「えー！ A君お菓子持ってるのー？」


「残念でしたねー」


「せっかくいい悪戯を思い付いたのに…」




太宰さんが考えるいい悪戯なんて恐ろしくて想像もしたくない。

心の底からそう思った。





__ ☆ __





あっという間ですね…。気付いたら百四十話超えてる、この作品を作り始めてから一年経ってる！？ひぃぃ。

まさかこの作品を作り始めた頃の自分はここまで続くだなんて想像もしてなかったでしょうね…。皆さんの応援のおかげで今日までやってこれました！有難うございます！


だんだんと二号君の精神が危ないラインをたどっていて作者自身メンタルもキリキリと締め付けられています。痛い痛い。

小説あるあるみたいな道を辿りたくないあまりA君のキャラがぶれぶれで申し訳ない…。小説のキャラはこんなにぶれちゃマズイ…。



もう暫く続く予感のこの作品。さてさて、いつ終わるのだろうか…私の受験が終わった頃には完結したいですね。それは難しいかな？


これからもこんな作者と二号君をよろしくお願いします！！
では、続編で会いましょう！！

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