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？ 「大丈夫、ですか？ 」
突然声を掛けられハッと頭を上げる。
一体私は何れ位ロッカー室に居たの…？
腕時計をチラリと見ると最後に見た時間から一時間経っていた。
仕事…まぁ、いっか。ちゃんと明日やれば。
？ 「！ 目腫れてますよ。此れ良かったら使って下さい」
「……有り難う、御座います」
金髪の女性に差し出されたハンカチを有り難く受け取り、そっと腫れているであろう目元をトントンと抑える。
？ 「あ、私は樋口一葉って云います！ 」
「わっ、私は…柊、Aです」
樋口「ああ！ 貴方が中原幹部の部下の！ 」
「知ってるんですか…？ 」
樋口「はい。仲が良いと有名なので」
「……そんなんじゃ、…ありませんよ」
フッと脳裏をよぎるのは中原さんと女性が楽しそうに会話している声と、私の事を名前で呼んだのに、…枯れたとばかり思っていた涙が亦流れ出した。
急に泣き出した私に驚きワタワタとしている樋口さん。
初対面の人に気を使わすなんて…私の莫迦。
堪えろ、堪えろと自分に云い聴かすが全く聴いてくれず、ボロボロと涙は目から次々と溢れていく。
樋口さんは体育座りをして床に座っていた私の隣に同じ様に座り、ぎこちなくトントンと私の背中を撫でてくた。
そしてゆっくり喋り始めた。
樋口「実は私、外でずっと聴いていたんです。大祓さん？ と云う人が柊さんの事を悪く云っている所から。…盗み聞きなんて、趣味悪いですよね。ははは…。其れで、あの……柊さんが、中原さんの事を、好きな事」
「好きじゃない！ …じゃ、無いです……」
樋口「無理しないで下さい」
優しい声色に、泣いている事も忘れ、樋口さんの方を向いた。
真剣な顔なのに、何で先程私に云った声はあんなに優しかったのだろう。
…彼女はマフィアの人間？ と、疑いたくなる程其の声は優しかった。
両手で私の手をギュッと包んだ。
其処から伝わる熱が冷静では無かった私を安心させた。
樋口「好きなのに、好きじゃ無いなんて、嘘は駄目ですよ。説教臭くなるのは嫌なんですが…でも、此れだけは云わせて下さい」
樋口「好きという気持ちに、嘘を付いては駄目です」
「嘘、は……駄目…」
深く樋口さんは頷いた。
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重力遣い - 楽しく読まさせて頂きました! (2017年8月11日 13時) (
レス) id: 0860c9172b (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - アリア・パルシェさん» 何百もある文スト作品の中でこんな私の作品が一番好き…ですか?嬉しすぎて塩水が…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡テストも次回作も頑張ります!!最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 未来さん» 中也さんはイケメンなのです(真顔)最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 冬椿 秋楓さん» 柊ちゃん嬉しくて喜んでます。中也さんと。他の作品も頑張ろうと思います!!最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 如月白蘭さん» 女の子であればみんな小さくても恋心を持っている。その恋心を揺さぶれて嬉しいです(笑)最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年1月27日 0時
