No.56 ページ8
━━━━━━━━カラン、カラン
扉を開けて中に入る。
中には、いつもの女子高生達3人とコナンくんがテーブル席にいた。
安「いらっしゃいま…あぁ!Aさん!お久しぶりです!ずっといらっしゃらなくて寂しかったんですよ!」
目の前の上司…安室さんは笑顔でそう話し掛けてくる。顔は笑顔でも目は笑っていない。
私は顔を若干引き攣らせて無理矢理笑顔を作り挨拶をする。
園「Aさん!!こっち!こっちに座って!!」
園子ちゃん達は私をこちらに手招きをする。
安「では、こちらへどうぞ。」
そう言って私を案内する。
鞄を下ろして一息つく。
蘭「安室さんに私達が頼んで呼んでもらったんです!お仕事終わりなのに呼び出しちゃってすみません…!」
「いや…大丈夫。」
あー…。そゆこと…。
まぁ、でも。彼女達は悪くない。むしろあのニコニコしている上司の呼び出しの文章が怖かっただけの問題だ。
私はそう思いながら返事をする
安「ご注文いかが致しましょうか?」
…その笑顔トラウマになりそうだからやめてくれないかなぁ。
そんな事を思うが、言葉には出さず、「アイスコーヒー1つお願いします。」と答えると、返事をして、そして厨房に戻っていった。
園「Aさん、叔父様から聞きましたよ!!Aさんの都合も聞かないで…!」
園子ちゃんは私にそう謝ってくる。
「大丈夫だよ。たまたま休みだし。相談役に伝えてくれない?私は平気ですよって。」
園「本当ですか!?ありがとうございます!」
園子ちゃんは喜んだ様子で相談役に電話をかけ始めた
コ「Aお姉さん、本当にいいの?見世物にされるんだよ?あと…。」
コナンくんはチラッと安室さんを見る。
私も目を向けると向こうも私を見ていたのか、ニコッと笑ってくる。相変わらず目は笑っていないが。
コナンくんは、私に近づいて耳元でコソッと
コ「安室さんに行く事…話してないでしょ。」
と言われる。
「話してない。今話した。」
私はそうニコッと笑って話すと、コナンくんは、呆れた顔を向けて
コ「…どうなっても知らないよ。」
そう言った。
「大丈夫、今回は”人助け”だよ。宣言布告しちゃった相談役を助ける為…だしね。」
私はそう言って笑うと
コ「…それだけじゃないくせに。」
コナンくんはボソッと私の目を見てそう言った。
その目は私の”何か”を疑っている。そんな目をしていた
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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時