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No.68 ページ20

「じゃ、お疲れ様です。」

荷物を持ち、未だ仕事をしているメンバーに声をかける

「お疲れ様ー。明日気をつけろよ。」

「お疲れ様です!」

メンバーは手だけを上げて別れの言葉を向けた

風「…立場を忘れるなよ。」

風見さんはその一言だけを残した

「…わかってますよ。風見さんもお疲れ様です。」

疲れ果てている風見さんを見て挨拶をした。

地味に仕事量私と同じくらいあるからなぁ…。事務的仕事をメインの私に比べて風見さんはもっとやる事があるし…。

手伝えないのが申し訳なく思いながらも職場を後にした


夜道を歩きながら小望月を見る。


明日は満月。そしてついにキッドの犯行予告日


…割と時間が過ぎるのが早かったなぁ。

仕事と実家への往復で忙しかったから時間の感覚が鈍っているのか、あの出来事が昨日の様に感じる

ま、今日も行かないとだけど。


…コンビニでケーキでも買ってあげようかな。この時間はケーキ屋は開いていないだろうし。

とりあえず快斗にその事を伝えよう

スマホを見ながら歩いていると

「━━━━━━━あっ!」

曲がり角から誰かがいきなり出てきた事に気づかずに思いっきりぶつかってしまう。

そしてヒールを履いている私はバランスを崩し後ろに倒れようとするも、腰を捕まれて前の方に思いっきり引っ張られる

「わぷっ…!!」

そして何か硬いものに思いっきり顔をぶつける
と同時に体感した事のある温もりと香り

「…全く。警察官だろ。スマホを見ながら歩くな。」

頭上から聞き覚えのある何故か酷く懐かしく感じる声


「あっ…えっと…す、すみません。降谷さん…。」

少し顔を上げると呆れた顔でわたしを見下ろす私服姿の上司がそこにいた。

あれ…?私が挑発した日以来じゃないか?こうして顔を見るのは…。


「えっと…こんな時間に何を…?」


「…少しな。お前は仕事帰りか。家こっち方面じゃないだろ。何処に行くんだ。」

「えっと…。」


やべぇと内心冷や汗をかく。これから快斗(キッド)に会いにいくなんて言える訳もない。

「…久々に実家に帰ろうかと思いまして。」


私は表にあくまで出さないようにいつも通りに答えると

「へぇ…実家に…。こっち方面なのか。」


と、言って私を見下ろす。その見下ろす目相変わらず青く透き通った目をしていた。

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Kei(プロフ) - 続きが気になりすぎる!!!更新待ってます!! (5月6日 23時) (レス) @page39 id: d6b466aa56 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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