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practice room ページ11







いつもと変わらん放課後。

ちょっと違うのは、今日は「ユニット」の練習があること。



ほんで、





『かっ…影片くん、いますか』




Aちゃんが、衣更くんじゃなくておれを呼んでること。







「う、うん!おるで!」



その声を聞いた瞬間、おれは音を立てて立ち上がった。

きゃあきゃあ燥ぐなるちゃんにバイバイしてから教室のドアへ向かう。






「わざわざ来てもろて悪いなぁ…」

『全然大丈夫だよ。隣のクラスだもん』




それより、早く練習場所に行こう。

Aちゃんはウキウキした顔でそう言って、おれの背中を押した。




…正確には、押そうとして手を引っ込めた。






「じ、じゃあ、はぐれんようについて来てな」

ちらっと見えた少し赤い顔をできるだけ見んようにして歩き出した。






『前の学校、女子校だったから…』


後ろから小声でそう聞こえた気がする。











『…わぁ、ほんとうに夢ノ咲学院って色々な設備があるんだね』

「こっちはただの練習室なんやけどね。
 他にも防音練習室とかあるんやけど、今日はここ」



物珍しそうに部屋中を眺めているAちゃんにそう言って、荷物を隅っこに置く。


「…じゃ、えっと、着替えるから少し部屋の外で待っててくれへん?」

入ってきたばっかで悪いんやけど、と続けながら。



それを聞いて振り向いたAちゃんは、また顔を赤くしてそそくさと出ていった。





…前は女子校、ってことは、あんまり男の子に慣れてへんのやろなぁ。

で、でも言うておれも女の子と…っていうかひとと話すのとか苦手やから…。







「ましてや好きな子となんて、どう接したらええんやろ…」


そう呟きながら、藍色のネクタイを解いた。

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粟羽(プロフ) - 風羽さん» ありがとうございます!!そう言っていただけるととても励みになります〜〜!期待を裏切らないよう頑張りますね!(*'∀'人)*° (2017年12月10日 13時) (レス) id: 120ab8b8b9 (このIDを非表示/違反報告)
風羽(プロフ) - はじめまして。この小説とても面白くて気に入りました。更新大変だと思いますが頑張ってください!応援してます! (2017年12月7日 23時) (レス) id: 088a42be71 (このIDを非表示/違反報告)
粟羽(プロフ) - catさん» わ〜〜!!ありがとうございます!あんスタの小説は初めてだったのでどんな反応が来るか不安だったんですけどそんな嬉しいお言葉を頂けて感激です!ありがとうございます〜〜!!! (2017年11月24日 7時) (レス) id: 120ab8b8b9 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして!すごく面白いです!早く続きが読みたいです!更新、頑張って下さい!応援してます! (2017年11月24日 1時) (レス) id: 020df30820 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:粟羽 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年11月23日 17時

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