【ハイキュー 二口堅治】愛されたいよ…

好きって言って…6 ページ45

「おーい！二口ー」







二口「んー？」







「なんかC組のやつが呼んでるぞ」






二口「？」









C組…









木林か？









二口「いまいくー」









:









:









二口「？お前って…」







由紀「初めまして、二口堅治。私は由紀。」





二口「お。おう…で、なんか用か？」








由紀「単刀直入に言うけど、君にとってきみかはなに？」.






二口「は？」







由紀「…」









二口「…別に…何って…普通の友達」








由紀「そう。なら…どうして映画なんて誘ったの？」







二口「なんでって、あいつが見たいって言ったから。」






由紀「…君、気づいてるよね。」






二口「…なにが」







由紀「とぼけないで。きみかの昔のこと」







二口「…」







由紀「じゃあ…どうしてあの子の過去を知っておきながらあの子に近づいたの？！」






二口「…別に…なんの意味もないけど」







由紀「そう…なんの意味もないなら、あの子に近づかないで欲しいんだけど」








二口「…なんでお前に言われなきゃいけねーんだよ」









由紀「…私はね、もうきみかに苦しい思いをしておきたくないの。」







二口「…あっそう。」






由紀「？！なにその反応。腹立つんだけど」




二口「お前が苦しい思いをしたくないだけだろ。木林がお前のそばから離れていくのがこわいだけだろ。」





由紀「！」






二口「…いつまでもあいつはお前にべったりしてるわけじゃないんだよ」









由紀「…！あっちょ、待ちなさいよ」





二口「もう話すことないだろ？」






由紀「…っ」






二口「…俺も、確かめたいんだよ。」






由紀「えっ…」








二口「じゃあな」









そうだ。







俺も…








確かめたい。

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