8話 加筆修正 ページ10
国木田さんと太宰さんとナオミさんの勢いに負けて間抜けな返事しか出来ない。
「取り敢えず社長と掛け合ってみる。恐らく了承は得られるだろうな」
「有難う御座います」
すると谷崎さんがそういえば と云い 私の方を振り向く。
「まだ自己紹介して無かったよね 僕は谷崎潤一郎。こっちは………」
「妹のナオミですわ！」
谷崎さんが自己紹介するとナオミさんが行成彼に抱きついた。
ぎゅうと強く抱きしめ過ぎて聞いてはならないような嫌な音が鳴った
「島崎Aです _____といってもさっき太宰さんが云ってましたよね」
「そうだね あっ あの眼鏡の金髪の人は国木田さん」
「分かりました 有難う御座います」
「いえいえ」
知ってますけどね という言葉はぐっと堪える。
そんな会話をしていると探偵社の扉が開いた
入って来たのは大きい金色の蝶の髪飾りをつけ、スラッとした美人の与謝野
濡羽色の髪を靡かせ、ヒールを響かせながら優雅に歩く。
「…？国木田、此の子は誰だい？」
与謝野女医は近くに居た国木田さんに問いをかけた
「与謝野女医、此奴は新しく社に入社した島崎Aという小娘です」
私の扱いの悪さに苦笑いした。
此奴だとか小娘だとか
「ヘェ…A、宜しくねェ 妾は与謝野晶子だよ」
「は、はいっ 宜しくお願いします！」
与謝野女医に名前で呼ばれた…！
名前を呼ばれて心臓がドキドキした。探偵社の女性陣には
与謝野女医が優しく微笑むと自然と顔が綻ぶ
「…？そういえばあんた怪我してるねェ」
と 与謝野女医は私の右手を見る。
すっかり忘れてた 私カップの破片で怪我したんだ
「あ〜此れですね 一寸異能でやらかしてしまってですね…」
「ヘェ…」
私は自分の右手をじっと見ると突然悪寒が走った。
恐る恐る前を見てみると獲物を見つけた様にギラギラと輝く目を細め、紅い唇を舌舐めずりした与謝野女医がいた。
その光景に思わずたじろいでしまう。
何だろう、物凄い厭な予感がする
てかさっきの天使のような微笑みは如何した 何処行った
「一寸A付き合って欲しいんだよ〜」
「あちょっ！」
厭な予感が中ってしまった。
ズルズルと引き摺られて目の前に有る扉は手術室
皆さんに救助の目を向けたら全員
–––その後社に私の断末魔の声が広がったのは云うまでもない。
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迷いの犬の文豪迷探偵 - 阿吽さん» お も し ろ す ぎ……！？有難うございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2018年1月26日 17時) (
レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
阿吽(プロフ) - 面白すぎます……；；更新ガンバッテください！！！ (2018年1月25日 16時) (レス) id: de623f02c9 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 確かにそうですねww (2017年12月17日 17時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - Ｒさん» なんやかんやいって変人の知り合いを持つ夢主が一番変人…？ (2017年12月17日 16時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 『100歳』じゃなくて『100歳越え』なんですねww 『後はー』ってまだいるんですかww太宰さんより変人だと思うんですけどw (2017年12月17日 5時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷たんてー | 作成日時：2017年10月16日 16時
