7話 加筆修正 ページ8
「此れは恐らく…………異能力だね」
「「「異能力っ!?」」」
其の場に居た殆どの人達はその言葉を声をあげた。かくいう私も例外ではない。
「私異能持っているんですか?」
「多分ね」
世の中は奇妙な事ばかりだね
まァ事実は小説より奇なりって云うもんね
でも此れは漫画の中だから此の諺は当てにならないか。私にとっては現実だが。
「どこまでができるか範囲はわからないけど、まあまあ強力な異能だね」
「強力だと?」
「うん 紅茶のカップが割れた時 Aちゃんの指を見たら…」
ここら辺ね、と太宰さんは自分の右手の人差し指の腹を左手で指した
「赤くなってたんだよ」
「赤くぅ?」
国木田さんは疑いの目で太宰さんを見る
「血とかじゃ無いのか?」
「私が触れた瞬間に赤みが消えた。
______異能って事じゃない?」
国木田さんは右手を顎につけて確かに…と唸る
「それにカップに触れた瞬間に陶器みたいな硬いものを壊すなんてそういう
「物体を破壊する能力か…確かに強力だな」
「兎に角」
真剣な
「Aちゃん 此れから気を付けた方が良いよ」
「何で……あ そういう事ですか」
彼に云われて納得する。
此のノリでは私は物を壊す異能だ。シンプルで分かりやすく、恐らく容易く人を殺められる。
つまりいずれかはポートマフィアとかそういう組織とかに悪用される恐れが有るという事
……待てよ?
そんな危険な異能があったらまず確実に平穏な日常は来ない。
何時も物体破壊能力が隣り合わせ 物騒な異能力との共同生活☆ 島崎Aの非日常が始まります!
「そんなぁぁぁ」
私はソファーに座ったまま両手で顔を覆った
グッバイ私の平穏マイライフ
……否 異世界トリップという時点で安寧の日常が終わっていたんだ
「という訳だ、小娘。お前は事務員ではなく調査員として働け」
「え?」
驚きのあまり目の前に立っている国木田さんを凝視し、見上げる。
あ 此れ頸が痛い
「そうなのですか?」
「ああ、お前が社に入れば戦力が上がるし人手も扶かる。なによりその異能が知らない所で悪用されても困るからな。…が!まだ信用した訳ではないぞ!」
「国木田君てばツンケンしちゃって〜。てな訳で宜しくね〜Aちゃん」
「宜しくお願いしますわ!Aさん!」
「アッハイ」
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迷いの犬の文豪迷探偵 - 阿吽さん» お も し ろ す ぎ……!?有難うございます!とても嬉しいです!更新頑張りますね! (2018年1月26日 17時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
阿吽(プロフ) - 面白すぎます……;;更新ガンバッテください!!! (2018年1月25日 16時) (レス) id: de623f02c9 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 確かにそうですねww (2017年12月17日 17時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - Rさん» なんやかんやいって変人の知り合いを持つ夢主が一番変人…? (2017年12月17日 16時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 『100歳』じゃなくて『100歳越え』なんですねww 『後はー』ってまだいるんですかww太宰さんより変人だと思うんですけどw (2017年12月17日 5時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷たんてー | 作成日時:2017年10月16日 16時