37話 加筆修正 ページ39
「太宰を あの腐れ風来坊を制御出来る人間は探偵社で俺しかおらんからな 否 厳密には誰もおらんのだが…そういえば島崎」
「はい」
「お前は太宰の性格を見て引いたり驚愕したりした事が無いように見えるが 実際は如何なんだ？」
「え…そんな風に見えてました？」
「慥かに動じて無かったよね」
「谷崎さんまで」
真逆そんな風に思われていたとは。だって彼の性格を前々からなんとなく知ってた訳だからそこまで吃驚しなかったけど実際目の当たりにすると矢ッ張り驚く。
「んーでも太宰さんまでとはいきませんけど数々の変人とか面白い人に会った事は有るんですよね。その所為かも」
「そうなんだ」
矢ッ張り太宰さんを超える変人は中々現れないか…と苦笑いする谷崎さん。
飛行機が墜落しかけた時に操作板を直して生還した従姉妹のお姉さんは元気にしているだろうか。あと体を健康にしなければ何も始まらない！と云って無償で教えてくれた近所の合気道道場の師範も。あ、あと三丁目に住むハーレーを乗りこなす佐藤お爺ちゃんも如何しているだろうか。今頃どの峠を攻めているのだろうか。もう免許返納したんだっけか？
と独り言のように呟いたら二人に変な目をされてしまった。
「む……？何だ 急に照明の具合が悪く…」
「…？別に何も異常ありませんけど」
どうでもいい話をしていると国木田さんが意味不明な言葉を云った 真逆下腹部の他に目も異常が起きたのか？
否 考えてられるのは…
「それは私の合図さ〜♪」
「うわあああ！」
国木田さんが大きな声で悲鳴をあげた。
うずまきの入り口に居たのは紙袋を提げた太宰さんだった。彼の笑顔とは裏腹に国木田さんは椅子を鳴らす程驚いている。
「いやあ いつ聞いても国木田君の悲鳴は素敵だねえその反応 寿命が縮まっていくのが肉眼で見えるかのようだよ。あ おばちゃん いつもの紅茶ね」
太宰さんはそう云い国木田さんの隣に座った。
「太宰…お前 何をしに来た」
「え？それは勿論国木田君の寿命を軽く縮めに」
国木田さんは威嚇する様な低い声で太宰さんに尋ねたら地雷発言を云われた。心労も溜まるわけだ。
すると国木田さんは太宰さんの首を絞め揺すった。
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迷いの犬の文豪迷探偵 - 阿吽さん» お も し ろ す ぎ……！？有難うございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2018年1月26日 17時) (
レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
阿吽(プロフ) - 面白すぎます……；；更新ガンバッテください！！！ (2018年1月25日 16時) (レス) id: de623f02c9 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 確かにそうですねww (2017年12月17日 17時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - Ｒさん» なんやかんやいって変人の知り合いを持つ夢主が一番変人…？ (2017年12月17日 16時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 『100歳』じゃなくて『100歳越え』なんですねww 『後はー』ってまだいるんですかww太宰さんより変人だと思うんですけどw (2017年12月17日 5時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷たんてー | 作成日時：2017年10月16日 16時
