25話 加筆修正 ページ27
「如何したんですか？」
「何が有ったんだ？」
「あーあのUSBメモリ？」
「何だ太宰 知っているのか？」
「うん」
「ちょっ…だざっ さん 来て下さい」
「んー？」
太宰さんがパソコンの画面を覗いた。
私はマウスでスクロールし、画面を見せた。
「こりゃぁ…凄いねぇ 暗証番号掛かっていたんだろう？如何やって解いたんだい？」
「適当に押しました」
「やるね」
「おい 話が全く読めないのだが」
と国木田さんもパソコンを覗き込む
「ポートマフィアの構成員一覧らしいです」
「ああポートマフィアか___ってポートマフィアぁ！？」
素晴らしいノリ突っ込みです
「ちょっ…見せろ！」
「あ」
あっという間に国木田さんにパソコンを強奪された。
スクロールさせて行く内にどんどん顔付きが険しくなっていく
「島崎…此れは一体何処で手に入れた？」
「ショッピングモール」
「突っ込みが追い付かん」
国木田さんが画面をスクロールさせて行くと突然画面が歪み始めた。
「若しかしたらこれは完全にコピー出来て無いやつですかね」
ザ…ッ…とノイズが辺りに響き始め
「…？おい シャットダウンされたぞ」
プツンと音がしてパソコンの電源が切れた
「一寸貸して下さい」
私は国木田さんからパソコンを返してもらい電源釦を再び押した。
するとシンプルな壁紙が映し出され、検索アプリやゴミ箱 、ファイルアプリなどが出てきた。
至って普通のパソコン 異常は無い。
が
「さっきの情報跡形も無く消えていますね」
私はパソコンの近況情報を伝えた。
勿論USBメモリを挿しても抜いても反応しない。
大方あの武装集団 上手くコピー出来なかったという事だ。昨日の太宰さんが云っていたオチとはこの事だったのかと一人で納得した。
「そうか 折角の有力な情報が…」
国木田さんがガックシと大きな溜息をついた。
お役に立てなくて申し訳ないです。
______
「んーッ 良い気持ち」
腕を高く上げ伸びをした。
今私は河川敷に居る。川に夕日の光が反射してまるで赤いガーネットの様に光っている。
此れを見るとこの世界に来た最初の頃を思い出すな
一昨日の事だけど随分前に感じる。
却説、USB騒動も終わった事で太宰さんが云っていた虎探しをしている。
唯、探している最中に太宰さんが「良い川だね」と云い川に飛び込んだのだ。
其の時は彼を抑える事が出来なかった。実に不甲斐ない。
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迷いの犬の文豪迷探偵 - 阿吽さん» お も し ろ す ぎ……！？有難うございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2018年1月26日 17時) (
レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
阿吽(プロフ) - 面白すぎます……；；更新ガンバッテください！！！ (2018年1月25日 16時) (レス) id: de623f02c9 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 確かにそうですねww (2017年12月17日 17時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - Ｒさん» なんやかんやいって変人の知り合いを持つ夢主が一番変人…？ (2017年12月17日 16時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 『100歳』じゃなくて『100歳越え』なんですねww 『後はー』ってまだいるんですかww太宰さんより変人だと思うんですけどw (2017年12月17日 5時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷たんてー | 作成日時：2017年10月16日 16時
