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14話 加筆修正 ページ16

どうやら此の横暴人A達の要求は二百億円の大金らしい。
一時間で用意しろとの事だ。
大金は屋上に用意しとけ、と誰かに電話している。

この人達は莫迦なのだろうか。
そんな短時間で用意出来る訳無いのに。
____となると此処に別の目的が有る…?
今の段階では何とも云えないか。

と頭の中で悶々と考えていたら客の人達が居るところでシャッターが閉まった。
つまり一階の一部分のシャッターが閉まったと云うことだ。
今この場に居るのは横暴人Aと私のみ。
勿論、頭に銃口が付いている状態で。
横暴人Aの仲間の四人は向こうのシャッターの向こう側に居る。

…つまり今私が相手すべき人は横暴人Aだけだ。
____これは好都合だ。



「おい お前も向こう側に移動しやが____ッッ!?」


横暴人Aの言葉は遮られた。
何故なら私が隙をついたから。
銃を持った方の腕を私の左手で摑み、右手で手を抑え躰を思い切って捻った。
横暴人Aの躰が一瞬宙に浮かぶ。背中を打ちつけた彼の上にすぐさま覆い被るように乗った。
要は小手返しをしたのだ。

何があったのか判らない横暴人Aは一瞬目をパチクリさせた。
此の子何してんの?とか思ったらググってみると良いよ!多分載ってる筈!


「此の餓鬼…ッ」


と云い横暴人Aは私にトカレフの銃口を向ける。
横暴人Aは私に向けて人差し指で引き金を引いた。




「____ッ何故出ない!」



いつまで経っても弾丸が出てこない。
よかった、上手くいったようだ。

私は横暴人Aの銃を左手で弾き飛ばした。
数メートル先にトカレフが落ちる。ガチャンと床に打ちつけた無機質な音が辺りに響いた。
暴発はしてないことにホッと安心する。


「ッ如何なってる!?何故弾が出ない!」

「…もしかしてご存知ないのですか?」


私は横暴人Aに微笑んで囁いた。作戦が上手く進んだ安心からの笑みだ。


「トカレフはハンマーを軽く引いて戻すと安全装置(セーフティー)が掛かるんですよ?」


丁寧に教えてあげると、青ざめた顔で横暴人Aは真逆あの時…と云った。
やっと気付いたみたいだ。
そう、私は首根っこを摑まれた時に安全装置を掛けたのだ。自分でも惚れ惚れするくらい神業だったと思う。

親戚のお兄ちゃんに心からの感謝を。貴方の入れ知恵がなければ恐らく私はオダブツであっただろう。
…しかし先導者(リーダー)がこんなに間抜けでこの武装集団成り立つのだろうか。

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迷いの犬の文豪迷探偵 - 阿吽さん» お も し ろ す ぎ……!?有難うございます!とても嬉しいです!更新頑張りますね! (2018年1月26日 17時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
阿吽(プロフ) - 面白すぎます……;;更新ガンバッテください!!! (2018年1月25日 16時) (レス) id: de623f02c9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 確かにそうですねww (2017年12月17日 17時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - Rさん» なんやかんやいって変人の知り合いを持つ夢主が一番変人…? (2017年12月17日 16時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 『100歳』じゃなくて『100歳越え』なんですねww 『後はー』ってまだいるんですかww太宰さんより変人だと思うんですけどw (2017年12月17日 5時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷たんてー | 作成日時:2017年10月16日 16時

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