【黒バス】プリン好きと柑橘好きは……！ (ページ8)

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６話らしい。セミと同じくらいうるさいじゃんページ8

「紀伊？どこ？」

　これからどうするか相談したいんだけどな……あ、神なら知ってるかも！

「神、紀伊どこにいるか知ってる？」

「ちょっと待ってね、えっと自分の部屋で寝てるみたい。まあ、トリップって僕にも、２人にも体力使うし落ち着いて疲れが出たんじゃない？」

　ああ、まあ仕方ないよね……あの子まだどこか子供っぽい所あるし、確かに疲れたなー。プリン食べて回復しよ。甘いものはこういう時いいよねー……
　チラッと神を見る、さっきのハゲな４０代後半の容姿から私と同い年くらいのイケメンになってる。服のセンスはまるっきりないみたいだけど……さ？

「僕は何年も生き続けてるからね、どうしても退屈するんだ。それに神だから姿かたち変えるのはわけないさ」

　イケメン腹立つなあ、でも本題はそこじゃない。食べ終えたプリンをゴミ箱に捨ててそいつに向く。

「あのトラックの事故、わざとじゃないよね？」

　私は体力が無いし、病弱だから運動がまるでできない。だから動ける紀伊が大好きで、あこがれで……紀伊のために目いっぱい勉強した。じまんじゃないけど賢いつもり。だから、嘘くらいは見破れるよ、神！

「もちろんそうだよ、あれは『事故』それとも他にある？」

　赤い目で睨まれる。私は蛇に睨まれた蛙か、やっぱり生きてる年月が違いすぎるのかな？

「そっか、神の暇つぶし、とかだったら面白かったね」

「ふーん、まあ！この話はここまでねっ！僕は今日から『神崎』名前は君達で考えていいよ！一応トリップするなんてそんなに多くあることじゃないから精神的＆肉体的サポートとして一緒にくらすよ、男と一緒が嫌なら猫にでも犬にでもなれるしね

って無視！？」

　別にそこまで神に興味があるわけじゃない。それに眠い。部屋の片づけだけして寝よう……

ーー濃い一日だったな