Hisoka Mikage.R ページ5
『空中戦』
▼(前話の吸血鬼パロ)
「窓、開けてていいの？」
次の満月の日にまた会いにくる。その三角くんの言葉を胸に今日を過ごしてきた。
でも、聞こえてきた声は待ち望んでいた声じゃなくて思わず後ろを振り返った。
唐突に現れた月下の来訪者はフードを被っていて、月明かりに照らされていた。
まるで夜のとばりを降ろした密会だ。
「三角のこと待ってるの？」
「へっ…！？な、なんでおにーさんが三角くんのこと、」
「？？
オレも三角と同じだから」
一定のトーンでそう言ったおにーさん。…同じってことは、つまりっ。
「きゅ、うけつ、き…？」
「うん、正解」
その時、タイミング良く風が吹いた。フードを被っていたおにーさんの顔がよく見える。三角くんと同じ尖った犬歯を見せるおにーさんは間違いなく吸血鬼だった。
「三角はもう少しで来ると思う。だから、オレとお話しよ？」
窓の枠に座って、コテリとあざとく首を傾けるおにーさん。思わず首を振ってしまった。
「電気はつけないで」
「ふふ〜、分かってますよ」
三角くんの1件で学習したんだから。
エッヘン、と胸を張って得意気に笑う私を見て、おにーさんはフッと笑う。
「…Aは純粋だね」
「へっ？おにーさん、それどういう、」
意味ですか、と言おうとしたのに。それは私の唇に触れているおにーさんの細い人差し指によって遮られたのだ。
「…密」
「ひそ、か？」
「オレの名前だから覚えて」
唇にあった手を移動させて、頬に触れる密さん。
「密さん、」
「ん、なに？」
「いいーえ、確認です」
何か愛しいものを見るように私の頭をポンと撫でた密さん。私は撫でられた場所に自身の手で触れて、密さん見据えた。
「オレ、ここにはあんまり長く居られないから」
「どうしてです？」
「監視の目を掻い潜って逃げてきた。多分その監視ももう少しで…あ、」
密さんが開いた窓を見て言葉を止めた。私もつられてそっちを見てみると、三角くんと特徴的な髪型の人が。
「ひそか、ダメだよ〜？」
ほまれからきいた、と言う三角くん。…真名だよね、聞いちゃっても良いのかなぁ。
「ワタシと丞くんの監視の目を掻い潜るなんてよくしたものだよ。危険を負ってまで何故…、」
「……Aに、会ってみたかったから」
素直な言葉に動揺する。そんな私の様子を見たのか三角くんが窓から一気に距離を詰めてきた。
「ひそかにはあ〜げないっ」
「…欲しいのに」
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はゆー(プロフ) - 有害君さん» リクエストありがとうございます(;;)!!夢主ちゃん攻めとても尊いです妄想が滾りました,,,ふふ(*´`)遅くなるとは思いますが必ず書かせて頂きますのでお待ちいただけると幸いです...！これからも『恋のサンプル』をよろしくお願いいたします(_ _*)!! (2019年9月4日 20時) (
レス) id: d068591bfd (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - ←(その時の様子もお願いします！) お話全て夢主→攻め、キャラ→受けでお願いします！！(あれ、今更だけど全部似たような内容だ･･･まあいっか！)← (2019年9月1日 1時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - あざみ･･･皆で王様ゲームをしているとき【○番(夢主)は□番(あざみ)に壁ドンから何でもいいからイチャついて！】というお題で夢主があざみに何度もDキスなどをしてあざみがぶっ倒れてしばらくの間気まずくなる(？)話 ※続きます (2019年9月1日 1時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - 万里･･･ゲームで負けた方は勝った人の言うことを聞くというので、夢主が勝って万里を好き放題に色々(キスなど)して万里が照れまくる話 一成･･･夢主が一成に股ドンをしてそこから色々して一成が照れまくる話 ※続きます！ (2019年9月1日 1時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - リクエストで一気に3つ出しちゃいますけどいいですか！万里、一成、あざみのお話を少し長めでお願いします！！書く方はどちらでもかまいません！(内容は次のコメントで！) (2019年9月1日 0時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆろい
x他1人 | 作成日時：2019年5月1日 18時
