ポッド【印象】 ページ5
「ようこそ、こちらサンヨウシティポケモンジムです」
『は、初めまして!ジムに挑戦しにきました!』
「!」
ポケモンみたいな人、最初に思ったのはそれだった。
大きくて綺麗な瞳、小さくて緊張している証拠として、少し震えている指。
全部がポケモンみたいで、可愛いと思った。
「あのですね…ボク達はですね、どうして3人いるかと言いますと…」
デントがそう口を開いた。
「もう!オレが説明するッ!オレたち3人はッ!相手が最初に選んだポケモンのタイプに合わせて、誰が戦うか決めるんだッ!」
いっつもデントがゆっくり話すから、イライラしてオレが説明する。
いつも通りの流れなはずだった、でも今回は、少しでもこの子にオレを知ってもらいたいって、そう思ってた。
「どうするんだ⁉誰と戦うんだッ⁉」
頑張って印象付けて、この子とバトルがしてみたい。
『ん〜じゃあ、デントさんとでお願いします!』
「…ぇ、」
正直、なんだか腹が立った。
オレを選んでくれなかったコイツに、なんでオレじゃないんだ、って。
「…」
無性に腹が立った。
なんでデントを選んだんだって、オレにすればいいのにって。
「…ダメだッ!」
『え?』
周りは驚いたようにオレを見る。
だってしょうがないじゃないか、あの子と戦いたいんだ。
「オマエはオレと戦え!絶対だッ!」
「ちょ、ちょっとなに言ってるんだい?この子はボクをご氏名して…」
「ダメだ!オマエはオレと戦え!」
ここは絶対、絶対に戦わないとダメだって、オレの心が言ってる。
ここで言わなきゃ、絶対後悔するってッ!
『え、え〜っと…じゃあはい!ポッドさん、でしたっけ?よろしくお願いします!』
戸惑いながらボールを取り出す姿にも、オレは夢中になった
「絶対負けないからな!」
こんな事を言いつつ、本当は勝つつもりなんてない。
こんな子を負かす訳にはいかねぇから。
勝負が始まって、いつも通りヨーテリーを出す
『いっておいで、ポカブ!』
楽しそうにボールを投げるキミに、オレの火加減がどんどん上がっていく。
勝負が終わった、しっかりキミを勝たせて、ヨーテリーだけで負けた。
「…」
コーンがなにか言いたそうにオレを見てるけど、気づいてないふりをする
『ありがとうございました!始めてのジム、楽しかったです!』
オレの方をみてそういうキミが、本当に愛おしい。
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アスナ(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます...!ええ人や... (3月16日 20時) (レス) id: 59814543bf (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ(プロフ) - アスナさん» ヤンデレって最高なので、そうなるのは変なことじゃないですよ…!推しが夢に出てくるの、最高ですね!全然大丈夫ですよ!むしろ見るのが楽しいです! (3月16日 19時) (レス) id: c574f645de (このIDを非表示/違反報告)
アスナ(プロフ) - ぺぺさん» ヤンデレ、ヤンデレ、ぐへへへへ...((( いいんですか!ありがとうございます!あと今日の夢にチリちゃんが出てきました...!会って話したわけじゃないけど声めっちゃかっこよかった...!(関係ない話してすんません) (3月16日 10時) (レス) id: 59814543bf (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ(プロフ) - アスナさん» ありがとうございます!わかります!ヤンデレはいいぞ、すごく…!チリちゃんですね、書かせていただきます! (3月16日 9時) (レス) id: c574f645de (このIDを非表示/違反報告)
アスナ(プロフ) - はぁはぁやはりヤンデレは世界を救う...()リクでチリちゃんってお願いできます...? (3月15日 23時) (レス) @page15 id: 59814543bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺ | 作成日時:2023年12月22日 12時