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いきなりこの人は何を言ってるんだ…?
A「ルームシェアって私が?田中くんと?」
田中「いや、言ってなかったっけ?
俺、今シェアハウスに住んでるの。
でも、俺もうすぐ彼女と結婚に向けて
同棲しようと思ってて、
そのシェアハウスのおきてが、
出ていく時は新しい住人を見つけるっていう
約束なんだよ。
それで、満島どうかなって。」
ルームシェアがちまたで流行っているのは
人との関わりの少ない私にも伝わってきていたが
まさか、こんな身近にそれを実行してる人がいるなんて…。
A「シェアハウスか…」
興味がないわけではなかった。
大学を卒業して、この仕事に着いてから
明らかに人との関わりが減っていたし
このまま友達も減っていって
1人寂しく生きて行くのか、なんて
考えたこともある、、
田中「どう?興味ある?俺のとこは男も女も仲がいいと思うし、いいやつばっかだよ。
それにお前あんまテレビ見なそうだし。」
A「やって見たいけど、私、ひとみ…」
田中「じゃあ決まり!!今週の金曜うちに来いよ!みんなに紹介する!」
A「え、あ、ちょっと!」
田中「じゃあまた明日!俺、彼女と買い物の約束してんだわ!」
A「…お疲れ様。」
なんだったんだろう。。
人見知りなんだけどって言おうとする前に
決定されちゃったし、、
それにテレビって何のことだろう。
テレビのないお家なのかな…
ワクワクと不安が入り混じった
不思議な気持ちのまま
研究所をあとにした。
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作者名:みもざ | 作成日時:2014年11月8日 1時