04 ページ5
「いけっ!ルガルガン!生意気な姉ちゃんをぶっ潰してこい!」
「ベトベトン!お前もだ!」
相手のポケモンは岩タイプのルガルガンそれも真夜中の姿。
凶暴で、認めたトレーナーの言うことしか聞かない程のプライドが高いポケモン。
もう一体は毒、悪タイプのベトベトンはアローラの姿で、体にあるキバやツメは猛毒を持っていて触れられたら一溜りもない。
ユリも自分の腰にあるモンスターボールに手をかけ、ひとつのボールをホルダーから外し手に持つ。
「2体相手で大変だと思うけど、宜しくね…。行くよ!ライチュウ!」
ユリのポケモンのライチュウはアローラの姿でエスパーと電気の2つのタイプを持っている。
相手のポケモンとの相性は五分五分。
「これはまた可愛らしいポケモンちゃんだなぁー!ルガルガン、ストーンエッジ!」
「ベトベトン!ヘドロばくだん!」
スカル団の二人は一気に畳み掛けてくる様に攻撃を仕掛けてきた。
「こんなバトルに時間なんかかけてられないの!私は彼に会いにきたんだから!ライチュウ!」
ライチュウは攻撃をサラリと避けたあとユリの方を振り向き互いに頷いた。
その瞬間ユリの左腕に付いているパワーZリングが光り始めライチュウと共鳴する。
「Zリング……私に力を…行くよライチュウ《ライトニングサーフライド》」
ライチュウ専用の超強力なZワザ《ライトニングサーフライド》は命中したあと相手のポケモンを必ず麻痺状態にする厄介技。
「いきなりZワザとか普通ねぇってぇぇえ!!」
「俺のベトベトンがぁあ!!」
相手のベトベトンは戦闘不能。
残りは真夜中のルガルガンのみである。
「さぁ、勝負はまだまだよ…」
「クッソ!!ルガルガンかみくだく!」
「ライチュウきあいだま!」
ライチュウとルガルガンがぶつかり合う。
爆発、爆風と砂煙がたち、数十秒後砂煙が晴れたあと立っていたのはライチュウ一体だけだった。
「クソクソクソ!!!お前ら一気にやっちまおうぜ!!」
「っ!卑怯者…」
数人のスカル団したっぱに取り囲まれたユリはどうする事も出来ず、無理矢理にでも突破しようともうひとつボールを手にしようとした時どこからか声がした。
「オイオイ…オマエら、まさか負けたとか言わねぇよなぁ?」
この声の主はいったい誰だろうか。
NEXT…
2019/08/09 翡翠
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←03
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水無月翡翠 | 作成日時:2019年7月9日 8時