10.父 ページ12
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小春「あっ、もう5時だ」
未来「はやっ」
それが夕焼け空に染まりだしている。
オレンジ色の太陽が、そろそろ見えなくなってくる頃、私たちはそれまでずっと本を読んでいた。
机の上にはたくさん置かれた本の段。
小春「本片して、そろそろ帰るね!お母さんに怒られちゃうよ〜( ̄▽ ̄;)」
未来「そうだね、とっとと片そうか」
そう言って十分後。
かなりの数の本を読んでいたから、途中でどこにあったのかも覚えておらず、苦労した。
それほど、私たちは読書好きなのだ。
一階でこはがカバンを背負い、身支度をする。
「途中まで送っていくよ」と私が言うと、
「あっ、じゃあ私の家の近くの横断歩道まででいいよ」とこはが言う。
え?なんで友達にこんなに優しくないのこの人?
とまあ、こんな感じのやりとりをかわし、玄関に向かう。
小春「いや〜やっぱり未来の図書館はいろんな本があっていいよね〜またきていい?」
未来「別に構わないよ、借りてってもいいし」
「じゃあ今度借りていく!」と、大きな声で言ったこは。
靴を履いて、扉を開けようとすると、なぜか扉が開かれた。
父「ただいま〜…って、小春ちゃん?」
黒のスーツ姿。
身長が私たちの二倍ぐらいある、三十代後半の男性……私の父だった。
小春「お、お邪魔してます…」
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ヒト - 音城 心音《おとしろ ここね》さん» ありがとうございますヽ(*^ω^*)ノ (2017年12月18日 14時) (レス) id: d81795168a (このIDを非表示/違反報告)
音城 心音《おとしろ ここね》(プロフ) - とてもおもしろいです (2017年11月23日 17時) (レス) id: a351137334 (このIDを非表示/違反報告)
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