148話 終盤 ページ50
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「んん〜！あたた…。」
「ん？ああシャルか、朝早いな」
「あ、団長おはよう！朝早いっていうかデータの整理してたら朝になってたって感じかな…。おかげで腰が悲鳴あげてるよ」
夜な夜なのパソコンのデータ整理が落ち着いたシャルナークは腰をさすりながらメインホールへ出ていくと丁度クロロと鉢合わせた。
まだかなり早い時間であるため辺りは静かでクロロとシャルナーク以外誰もいなかった。
この澄んだ空間では嗅覚もよく刺激される。
丁度シャルナークの鼻をある香りがくすぐったところだ。
「うん、すごくいい香りがするね。団長のコーヒーと…う〜ん、古書の香りかな？」
「はは、中々いい線だ。だが惜しいな。古書じゃなくてこれだ」
クロロは懐から古ぼけた表紙に黄ばんだ紙が印象的なものを取り出した。そして表紙を大切そうにひと撫でした。
また、それを見たシャルナークも微笑んだ。
「Aの日記だったかあ。団長また読んでるの？」
「ああ。もう何度読み返したかわからないよ。今は終盤の辺りを読んでいる途中だ」
日記が終盤であるということは蜘蛛と彼女の関係も終盤であることを示している。
日記に思いを馳せつつもシャルナークは今Aが存在しているところへ視線を移した。
そこにはくたびれた花が一凛
「こりゃあもうダメかもね」そう言いながらシャルナークは力なく下を向く花に優しく触れた。
「心配するなシャル、丁度彼女が来るからそれは彼女が何とかする。その花じゃなくてはならないんだ。ほら、足音が聞こえる」
言われるままにシャルナークが振り返ると、丁度彼女が入ってきたところだった。
「本当だ、流石団長。来るのは久しぶりだね。早くおいでよ、Aが待ってるよ」
シャルナークは花の前まで彼女を促した。そして彼女は手を合わせた。
一方クロロはその様子を確認した後、日記の続きを再び読み始めた。
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こんにちはAさん！
今回もここまで読んでくださり本当にありがとうございます＾＾
また続編に移行になりますのでこのままお進みください＾＾
日記の続きを楽しんでいただければ幸いです。
また、もしよろしければ高評価、コメント等いただけると嬉しいです。
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それでは蜘蛛の記憶とともに日記の続きを再開しましょう。
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ダイヤ - 喘ぎ声 (2022年8月5日 22時) (
レス) @page41 id: 27e98af43e (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ピポ助さん» コメントありがとうございます！旅団のみんなと夢主さんの理解が繋がる日が書けるといいなと思っているので、また更新したら覗きにきてくれると嬉しいです＾＾ (2019年10月29日 8時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ピポ助(プロフ) - コメ失礼します！この作品すっごく好きです、、夢主健気、、、旅団のみんなもわかってあげて欲しい！！続きが楽しみです！更新待ってます、頑張って下さい！ (2019年10月29日 1時) (レス) id: 4111e46406 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - なにもしたくない系女子さん» そうなんですか！ありがとうございます＾＾引き続き楽しんでいただけると嬉しいです＾＾ (2019年10月27日 22時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
なにもしたくない系女子(プロフ) - 更新待ってました！お疲れ様です！ (2019年10月27日 18時) (レス) id: 0b49310475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月26日 22時
