70話 外 ページ21
Aがノブナガに吹っ飛ばされアジトの壁に激突した時、アジト内では大きな振動と音が響いた。
「ねえ、何の音？」
アジトの中にいた1人であるマチは、衝撃により天井からパラパラと舞ってくるコンクリートの破片を見上げながら尋ねた。
だが一緒に中にいた他の団員達もその理由を知るはずもなく「知らなーい」や「知らねーよ」などと言うだけであった。
最初の振動と音は大きかったものの、たった一回だったのでその後は誰もきにする様子はなかった。
しかし、数分後再び大きな音と振動が起こった。
今度は一回きりではなく連続的にそれは聞こえた。
「ねえ、何の音か本当にだれも知らないわけ？」
マチは先程より激しく舞ってくるコンクリートを見ながらまた尋ねた。
「うるせーなあ、そんなに気になるなら自分で確認しにいきゃぁ〜いーだろ？」
うたた寝をしていたフィンクスはどうやらマチの声が気になるようで、面倒くさそうに返事をした。
「チッ…わかったよ」
外の様子が気になるマチは重たげに腰を動かし立ち上がった。
確認してくればいいんだろと言うように寝転ぶフィンクスを睨みつけてからマチはオンボロの扉に向かっていこうとした。
「私も行くよ」
マチが外に出て行こうとする様子をみたシズクもそうして立ち上がり外へ向かおうとした。
「別に1人で行かせればいいだろ」とフィンクスに言われたがシズクは「ん〜…何かあったら大変だし…」と伝えてマチの後を追いかけた。
「ったく…誰だいこんなに騒がしくしてるのは…」
「さあ〜…そこらへんの小悪党がイタズラでもしてるんじゃないかな〜いい迷惑だよねー」
マチとシズクはぽろぽろ不満を漏らしながら外の様子を確認するため、音がする方へ歩いた。
「マチ、車を停めてある方角から音がするね」
「ああ…一体誰が…」
2人は音がする場所へ行くための最後の角を曲がった。
「なっ…！！」
「…？どうしたのマチ」
先に角を曲がったマチが急に立ち止まり驚くので後から続いてきたシズクも急いでマチの視線の先を追った。
「わっ…」
2人の視線の先は、鼻から血を出しているノブナガと後頭部から血を流しているAの姿だった。
「ちょっと2人とも、何してんの？！」
想像外の光景にマチは慌てて2人の制止に入った。
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ミカヅチ イヴ(プロフ) - あやはさん» ありがとうございます＾＾あやはさんも受験勉強頑張ってください！＾＾ (2019年8月16日 10時) (
レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - すごくいいところに来ててわくわくしてます笑受験勉強の息抜きにすごく助かってます！これからも頑張ってください！ (2019年8月15日 22時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ゆっずーさん» 応援ありがとうございます＾＾これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2019年8月7日 19時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー(プロフ) - フェイタンもフィンクスも皆面白い笑笑更新お疲れ様でした！また頑張ってくださ〜い！ (2019年8月6日 23時) (レス) id: 9ee8873612 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ひがんさん» なるべく毎日更新頑張りますね！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月22日 12時
