69話 決めたこと ページ20
「なあA、腕なまったんじゃねぇか？」
ノブナガは起き上がってこないAに対して若干の申し訳なさを感じてか、頭をボリボリかいた。
「おい、起きてんだろ？」
壁にぶつかったあと、起き上がらずに地面に倒れこんでいるAの顔を覗き込むためにノブナガはしゃがみこんだ。
「おーい、A？」
ノブナガは反応が返ってこなかったのでAの肩を揺ろうと手を伸ばした。
しかし、もう少しで手が触れそうになった時突然がつっという鈍い音が聞こえた。
「！？」
そのわずか数秒後にノブナガは自身の鼻の凄まじい痛みに気づいた。
「っ…てぇー！」
慌てて鼻をおさえるみるとと血がツーっ…と垂れてきた。
(鼻血か？！)
そしてそのコンマ数秒後、ノブナガはAの頭突きを顔面に受けたことを理解した。
「いってーなA！」
Aはノブナガに頭突きをくらわせた後、ゆらゆらと立ち上がり正面に向き直った。
「私は…！私はもう…もう昔とはちがうの！！」
「オメェは何言ってんだよ？オレはただ昔みたいにちょっとやり合おうってだけでだなあ…」
ノブナガは痛む鼻を抑えつつ、普段とは打って変わって大声を出すAをみつめた。
「無理っ…無理なの…もう絶対昔みたいにはなれない！私決めたから！」
「だから何をだよ？！」
「…もう蜘蛛相手には念を使わない！」
意思の固そうな目でAはただノブナガの前に立っていた。
「…は？オメェ蜘蛛なめてんのか？」
なぜそのようなことを言うのか理解できなかったノブナガはAが蜘蛛をなめていると発言受け取り、一瞬落ち着いたイライラが再び戻した。
「オレがぜってえオメェに念を使わせてやるからな」
……………
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ミカヅチ イヴ(プロフ) - あやはさん» ありがとうございます＾＾あやはさんも受験勉強頑張ってください！＾＾ (2019年8月16日 10時) (
レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - すごくいいところに来ててわくわくしてます笑受験勉強の息抜きにすごく助かってます！これからも頑張ってください！ (2019年8月15日 22時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ゆっずーさん» 応援ありがとうございます＾＾これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2019年8月7日 19時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー(プロフ) - フェイタンもフィンクスも皆面白い笑笑更新お疲れ様でした！また頑張ってくださ〜い！ (2019年8月6日 23時) (レス) id: 9ee8873612 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ひがんさん» なるべく毎日更新頑張りますね！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月22日 12時
