私の彼氏は優しい (ページ13)

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私の家族ページ13

小学5年生の冬。

ランドセルを背負って私はいつものように誰もいない家に「ただいま」と小さくつぶやく。

手を洗って、お風呂入って、ご飯作って、、、
準備万端！！

A「今日はお父さんも、お母さんも帰ってきてくれる！」

その、ハズだった、

チクッタクッ、チクッタクッ

A「お父さんとお母さん、遅いなぁ。ご飯冷めちゃうよ、、、、、宿題でもしようかな、、」

そのままお父さんとお母さんは家に帰ってこなかった。

次の日、おばあちゃんが家に来た。

お父さんとお母さんは交通事故で死んだんだって、、。
言われた、。

だから、あの日帰ってこなかったんだ…

あぁ、お父さんとお母さんが寝てる。
冷たい、、、肌が真っ白、、。

ねぇ、またあんなふうに笑ってよ…

私が生まれて初めて家族3人で行った、遊園地の時みたいに、、、、また、みんなで笑おうよ、、、。

ポロッ、ポロッ

A「おとぉさん、おかぁあさん、なんで起きてくれないの？ねぇえ、なんで、、😭」

【回想シーン】

母「A、あなたは強く生きなさい？」

父「お前が強く生きていれば、きっと周りの人も着いてくるから。」

母「泣かないで前を向きなさい。」

父「多くの人を救えるような人間になれ。小さなことでもいい。」

父／母「そう、あなたは強くて、優しい子」

【回想シーン終わり】

お父さん、お母さん、会いたいな。

その後、おばあちゃんの家に行くか、元の家で暮らすかどっちにするかって聞かれた。

私は、、元の家で暮らすことを選んだ。

お父さんとお母さんは両方度医療関係の仕事をしていて、家にいることが少なく、いつもひとりだった、、。

だからひとりは慣れっこだ

お父さんとお母さんが医療の仕事に就いていたから、
私が20歳になるまで暮らせるお金は十分、あった。

お父さんとお母さんが私のために貯めといてくれたらしい、、。

だから全然家に帰って来れなかったのかな？？
私のために、、、、？

おかげで今も不自由なくくらせている…ありがとう

親友もできて、念願の彼氏もできた。

はぁ、"ひとりは寂しいな"

今日も誰もいない家に帰って
「ただいま」と、小さくつぶやく。