大人数で歩いてるときはなんとなく緊張する ページ16
〜フレイキー視点〜
ースーパー ハッピーツリー店裏ー
仕事が終わり、皆ゾロゾロと店裏に出た。店長が鍵を閉めると、シフリフと店長はさっさと帰っていった。今人気の音楽番組の放送時間が迫っているらしい。
店裏で私たちを待っていたフリッピーと、私とナッティーとAは、周りに誰もいないことを確認して歩き出した。
フリ「どんな奴？例の元彼の特徴を教えて欲しい。」
A「身長は高めで、スプレンディドくらいかな･･･髪は濃い紫だけど、髪型は変わってるかも。細身だけど力は強くて足が速いから、見つけたらすぐに逃げないと･･･」
フレ「に、逃げ切れるかな･･･」
A「･･･ごめん、不安を煽るようなこと言って･･･」
ナッ「ううん。情報は多い方がいいし、1番不安なのはAなんだから。」
緊張感が走り、徐々にみんな早足になる。
ナッ「今日も僕の家でいい？回り道ならたくさんあるし。」
A「うん、ありがとう。ごめんね･･･」
フレ「そんなに謝らないでよ。私達もAが心配なの。」
今日はつけられてる気配がしない。なのに不安が募って、周りをキョロキョロと見回してしまう。
フリ「いっそ、ハンディに頼んで新しく隠れ家を用意する方がいいかもしれない。たとえ元彼でも、度が過ぎるならランピーに取り合ってもらって、警察として警戒態勢を取ってもらうのも考えないといけないね。」
A「うん･･･」
心臓がドキドキして、不安と恐怖で体がこわばる。汗がじんわり出てきた。何を話したらいいかわからなくて、それ以上は誰も何も言わなかった。
ナッティーの家の前が見えてきた。振り返っても、誰も追ってくる様子はない。
ナッ「よかった･･･今日は来ないんだ！」
そう言ってナッティーが一足先に玄関に走っていく。チョコレート柄の玄関の鍵を開けるナッティー。私も肩の力が抜けた。ナッティーが玄関を開け、ニコニコしながら振り返る。
ナッ「今晩はフリッピーも一緒n(グチャッ」
ナッティーの動きが止まった。かと思えば、家から追い出されるかのように体がこちらに倒れてくる。
ドサッ
倒れるナッティー。
その頭には鉄の斧が刺さり、ぐったりした彼の緑の髪がじんわりと赤くなっていく。
「おかえりなさい。ここはそいつの家なの？
A。」
知らない声。
冷たい声。
玄関の中にいたのは、高身長で紫の髪の男。
A「(人1)･･･！！」
Aの脚が震える。
男はニッコリ微笑んだ。
終わり
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火線 - 続き続きはよ続き (2022年10月27日 15時) (
レス) @page16 id: 4c8e6d15db (このIDを非表示/違反報告)
ななな - ネルさんそれめっちゃわかる (2022年5月25日 22時) (レス) @page16 id: 72952ba2ea (このIDを非表示/違反報告)
ネル - ああああこんなとこで終わったら先が気になる〜!!!!!! (2022年4月24日 17時) (レス) @page16 id: e84c6ceac4 (このIDを非表示/違反報告)
pooky - これ、面白くて見たんですけど、続きはまだですか？ (2020年7月5日 1時) (レス) id: f68529b11d (このIDを非表示/違反報告)
rainbow204649(プロフ) - 続きがすごく気になるんですが、続きはないんですか？ (2020年5月22日 13時) (レス) id: d0a66fb317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seed | 作成日時：2016年4月7日 15時
