story.22 ページ22
.
｢…っ何時だ｣
明かりが何一つ付いていない部屋
スマホの電源をつけると
眩しくて目を細めた
1:27
まだ外は真っ暗
月が出て星も光ってる
手探りで電気のスイッチを探す
小さい明かりをつけて
準備をする
フードの着いているアウターを着て
スマホを持って
靴を履き
外へ出た
外に出るなって散々言われてるけど
本当に私の自由だから放っておいて欲しい
顔を上げ空を見ると
さっきまで出ていた
星は雲に隠れていた
暗い夜道がもっと暗くなる
いつもの道をフードを深く被り
歩いていた
嫌な思い出しかない公園も通り過ぎて
少し歩いたところで
｢…ん?｣
この声
ふと聞き覚えのある声が聞こえた
周りを見ると空き地のような場所に人がいるのがわかった
木陰に隠れて目をこらすと
｢…スニョン?｣
それに4人、違う5人だ
公園にいたあの二人組の男
___ジフンは?
いつもいるはずのジフンがいない
1人で5人を相手にするの?
さすがに無理があるでしょ
｢スニョ…｣
だけど、ここで私が入ったら
まためんどくさい事になる
それに私が入ったところで足でまといになるだけかもしれない
怒号が飛び交い
鈍い音がする
フラッとスニョンが寄ろけるのが見えた
…あぁ見てられない
走ってスニョンの横に並んだ
｢…スニョア!!!｣
｢…お前!なんでまた外に!?｣
｢そんなの後ででいいよ!｣
男の1人が私に気がついた
｢"お前あの時のクソ女!｣
｢あ、あの時のクソ野郎｣
ハハッと鼻で笑うと
男は切れた
そして私目掛けて
殴りかかってきた
けど、痛くない
｢お前は、下がってろっ｣
スニョンが私を庇った
私の1歩前に出て
私を隠した
｢ねぇ、退けて｣
｢退けない、お前は帰れ｣
｢帰るわけないじゃん｣
スニョンを1人にして
帰れるわけないじゃん
喧嘩が強いわけでもない
男に勝てるわけないけど
けど、少しでも力になりたい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 763人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
iziu(プロフ) - koro39さん» わああほんとですかありがとうございます😊更新遅くなってしまいすいません!!更新致しましたので是非読んでく出さると嬉しいです✨ (2022年5月2日 23時) (
レス) id: d0f4eea6fa (このIDを非表示/違反報告)
koro39(プロフ) - このお話ハマります..！！無理せず更新お願いします。゜(´∩ω∩｀)゜。 (2022年4月15日 20時) (レス) @page40 id: 4c8c83f715 (このIDを非表示/違反報告)
iziu(プロフ) - Luuさん» Luuさんありがとうございます😊めちゃめちゃ嬉しいですっ😂モヤモヤしますよね…書いてる私もモヤモヤしてます…。すごく嬉しいコメントをありがとうございます!!負担にならない程度に更新頑張ります!!ほんとにめちゃめちゃ嬉しいです💕 (2022年3月23日 21時) (レス) id: d0f4eea6fa (このIDを非表示/違反報告)
Luu - iziuさんの書く、ヤンチャなスニョンくんもかっこいいスニョンくんも大好きです！これからも負担にならない程度に更新頑張ってください！🙌🏻🤍 (2022年3月17日 17時) (レス) id: 3053d631c3 (このIDを非表示/違反報告)
Luu - このお話の 女の子を本気で好きなのか気にかけてるだけなのか分からないスニョンくんがモヤモヤして好きです~!! 最終的にはいい感じに思いが通じ合えばいいなとはやっぱり思いますが、付き合ってないのに距離感バグってるのもとてもいいです…👍🏻💕 (2022年3月17日 17時) (レス) @page40 id: 3053d631c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ijiu | 作成日時：2021年8月9日 22時
