【ポケモンsv】強い筈なのに最下位！？ (ページ2)

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「ゼイユ～！」

「あら、Aじゃないの！何しに来たの？あたしが聞いてあげない事もないけど？」

「相変わらずつんつんしてるね～…。
本題入るけど林間学校行くって本当？？私を置いていくの？」

「うわっ、スグみたいな事言い出した」

「冗談冗談～、でも里帰りみたいな物でしょ？ふるさとなんだから」

「うぐっ…まあそうだけど…帰れる時に帰っといた方がいいじゃない…」

「そんなもん？」

「そんなものよ！あんまり五月蠅いと手ぇ出るよ！」

「おお…じゃあ私も仕返し二倍で良い？」

「そっ…それは…だめ…」

キャイキャイしていたかと思えばすぐに低温ボイスで喧嘩したり。

振れ幅の大きい二人は今、リーグ部の部室に居る。

そうなれば二人が何故かむかつく彼奴も来るわけで…

「よお、ツバっさんだぜぃ」

「カ～キ～ツ～バ～タ～！？またあんた資料ほっぽり出してロクな事してないでしょうね！？」

即座に反応し噛みつくゼイユ。

そしてもちろんその次に圧をかけながら噛みつくのは…

「歯磨き粉」

「おぉ～こえぇこえぇ。さすがだねぃ～」

「んな事ほざいてるとハッ倒すぞ」

「ご自慢の平手打ちですかぃ？」

「……」

そんなまさに修羅場の時。

リーグ部の部室のドアが開いた。

「ね、ねーちゃん…林間学校について…えと…」

「はぁー…分かったわ、スグ。今から行くからちょっとまってなさい」

「ゼイユ～、歯磨き粉は締めとくから安心して行ってきな～」

「いたいいたいいたいおいまじかいAぃ…」

「黙ってしめられてなさい！いい気味ね！」

スグリはこちらの事を不安そうにおろおろとみながらゼイユに引っ張られていく。

一方カキツバタはAに寄ってハッ倒されるより前に首をしめられている。

これでもうしばらくは資料をサボらないだろ、と言っているのは果たして本当になるのか…