【ハリー・ポッター】勇敢な獅子と愛を (ページ3)

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許可証ページ3

パーティーも中盤に入り、それぞれが飲み物を手に談笑し始めた頃

空から1匹の白いふくろうがやってくる。
ふくろうはオスカーの足元に一通の手紙を落とし、飛び去って行った。

オスカーが手紙を拾い上げ、封を切ると
中にはホグワーツからの許可証が入っている。

『まあ、ホグワーツ？おめでとう！』

「ありがとう！Aには届いてないのかい？」

『私は誕生日がまだだから届いてないわ
でもきっとホグワーツよ！両親がそうだったもの』

「あら、オスカー、それは入学許可証？
おめでとう、また色々買いに行かなくちゃね
そうだA、Aのお誕生日が来たら、一緒にダイアゴン横丁へ行きましょう！
二人で行ったらきっと楽しいわ」

『本当？絶対に行きたいわ！
オスカーはどうするの？』

「制服……教科書……変身術入門……
薬草ときのこ1000種…オエ、僕きのこ苦手なんだ…
魔法薬調合法……」

オスカーは必要なもののリストをじっくりと見ている。

『オスカー、ちょっとオスカー？聞い……』

「……幻の生物とその生息地……！！？
ニュート・スキャマンダー著！？
ニュート、君の本が僕達の教科書だよ！！」

大声で叫んだオスカーは端の方で魔法生物を観察している
ニュート・スキャマンダーの方へ走って行った。

彼と妻のポーペンティナ・スキャマンダーは
メアリーの知り合いで、毎年パーティーに誘われている。
そのおかげで、彼らとはAも知り合いだ。

オスカーを走って追いかけ、彼の傍に立つ。
ニュートは嬉しそうに言った。

「おっと！オスカー、こんにちは…
そうだよ、有難いことに……なんだか恥ずかしいな」

ニュートは照れくさそうにしている。
オスカーは短く挨拶をかわすと、また走り去ってしまった。

ニュートはAに気づいて、手を振った。

「やあ、A
また背が伸びた？」

『こんにちは、ニュート！
ええ、7cmぐらい……ティナも元気そうで良かったわ！
そう言えばニュート、蛙チョコレートには載らないの？』

冗談を言いながらニュート、ティナとハグを交わす。

「そうね、そろそろ載ってもおかしくないわ」

「やめてくれよ……恥ずかしいから」

その後は3人でしばらく談笑してから、その場を離れオスカーの元へ戻った。