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「いいか?俺は神だ!お前らはごみだ!
まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め!!
俺が犬になれと言ったら犬になり、猿になれと言ったら猿になれ!!
猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を伺い全身全霊でへつらうのだ!

そしてもう一度言う
俺は神だ!!」



宇髄さんの熱弁に善逸は呆然とし、炭治郎は勢いよく手を挙げた。


「具体的には何を司る神ですか?」

「いい質問だ
お前は見込みがある
派手を司る神…祭りの神だ!」


祭りの神。
なんだかかっこいい気がして横を見ると、善逸はそんな宇髄さんを冷めた目で見ていた。
あれ?これもしかしてかっこよくない?どっちだろう?



「俺は山の王だ、よろしくな祭の神」



伊之助の言葉に、少し間が開く。



「何言ってんだお前…気持ち悪いやつだな」

「なんだとぉ!?」



伊之助、同じようなこと言ったのに…可哀想に。
ちょっと私もしょんぼりした。



「花街までの道のりの途中に藤の家があるからそこで準備を整える(・・・・・・)
付いてこい」



シャラ、という宇髄さんの装飾品の掠れる音。
それが聞こえたと思った時、既に目の前に彼の姿は無かった。



『あれ?』

「消えた!」

「あっ
はや!!もうあの距離
胡麻粒みたいになっとる!!」



善逸の声に前を見ると、そこにはもう胡麻粒のような大きさでしか見えないほどの遠くに宇髄さんの姿が見えた。
その様子に伊之助は目を輝かせた。



「これが祭りの神の力…!!」

「いやあの人は柱の宇髄天元さんだよ」



少し呆然と見てしまったけど、見失うと大変だと言うことに気づく。



『早く行かないと追いつけなくなっちゃう!!』

「追わないと追わないと!!」




私達四人は、宇髄さんを追って勢い良く走り出した。

〇あとがき〇→←31-4



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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 原作寄り   
作品ジャンル:アニメ
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善逸推し - 面白かったです!この後の展開が気になります! (2020年8月16日 10時) (レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
我妻咲耶 - もうほんっとサイコーです!!!! (2019年8月11日 4時) (レス) id: 3bb721340a (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 月影さん» コメントありがとうございます!本誌でのあの台詞を使うのはちょっと…と思い、あのような台詞になりました!とても嬉しいことばかり言って下さり、すごく嬉しいです!( *´ ∀ `)あまり早い更新ではありませんが、頑張ります! (2019年7月22日 23時) (レス) id: 0fe682c3ee (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - 1番最初のお話から読まさせて頂いてます!今回の話で、夢主ちゃんの前に立つ善逸...イケメンすぎて危うく私倒れるところでした笑話の内容もとっても面白くて、何回も読み返してしまいます!これからの展開がとっても楽しみです!更新大変かもですが、頑張ってください! (2019年7月22日 6時) (レス) id: 140bc76271 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - ひにゃたこさん» コメントありがとうございます!がんばります(*´▽`*) (2019年7月17日 23時) (レス) id: 0fe682c3ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えり | 作成日時:2019年7月16日 23時

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