センパイカノジョ。【6】 ページ9
今日孤爪が、俺を家に呼んでくれた。
正直、嬉しかった。
…好きなヤツの家に上がれるなんて、なかなかねぇだろ？
けどその前に、問題がある。
俺はこの間、孤爪に、…キス、しちまった。
アイツへの「好き」が溢れて、抑えらんなかった。
案の定、孤爪の部屋に入った瞬間にキスについて質問される。
でも、ここでキスの理由を話したら、俺の気持ちがバレちまう。
それだけは、嫌だ。
孤爪だって好きでもねぇ、しかも女子力の欠片も無い女に好きに思われても、迷惑なハズだ。
孤爪にそんなに思いはさせたくねぇ。
だから俺は、知らねぇフリをしようとした。
それが一番適切な対応だ。
『……あ…？なんのこ…』
「とぼけないでください」
孤爪に言葉を遮られる。
いつもより少し低いその声に、息をのむ。
「あれ、覚えてますよね？先輩今、髪弄ってる。先輩が嘘吐く時の癖ですよね。
あれを忘れたとは言わせませんよ。」
孤爪に言われて髪に視線をやると、たしかに俺は髪を弄っていた。
流石バレー部セッター、鋭い観察力持ってやがる。
「先輩…。遊びでやったならやめてください。
………俺だって男なんですよ」
その瞬間、背中に軽い衝撃が走る。
目の前には孤爪の顔。その後ろに見えるのは天井。
そこまで考えて、孤爪に押し倒されてるって気づいた。
『は、孤爪、何してっ…！』
「先輩が悪いんですよ。」
俺はびっくりして、退いてもらおうと孤爪の胸板を押す。
……ビクともしねぇ。
そこでやっと、孤爪の言った意味が分かった。
俺は3年生で、孤爪は2年生。
年齢の前に、俺は女で孤爪は男だ。
体格にも差があるし、さらに孤爪は運動部だ。俺は部活してねぇし。
今更、男女の差ってやつを自覚した。
俺がどんだけ男勝りでも、無力な女ってことには変わりねぇ。
孤爪がどんだけ無気力に見えても、運動部の男ってことには変わりねぇ。
この条件だと、圧倒的に俺の方が弱い。
「先輩、答えてください。なんで、あんなことしたんですか？」
孤爪の強めな口調に、俺は言い逃れ出来ねぇことを察した。
今日ヘッドフォンしてねぇから、音がいつもよりはっきり聞こえる。
だから口調の強さもよくわかるし、孤爪の吐息まで聞こえちまう。
なんか、すげー恥ずかしい。
俺は耐えられなくなって、目を逸らそうとした。
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ねじる（仮） - とりあえず今はコメントで報告します。僕自身、本当にショックで少し病みかけていました。長い間放ったらかしにしてしまい、すみませんでした。活動についてはまだ考えたいので、やはり待たせてしまいます。本当に申し訳ございませんでした。 (2019年7月31日 11時) (
レス) id: 2befed96be (このIDを非表示/違反報告)
ねじる（仮） - 今リクエストを待ってくださっている方、話の更新を楽しみにしてくださっている方、本当に申し訳ありません。修理に出すとデータが消えてしまうかも、と言われました。スマホでログインし直し、もう一度活動をやり直す方法もありますが、それは只今考え中です。 (2019年7月31日 11時) (レス) id: 2befed96be (このIDを非表示/違反報告)
ねじる（仮） - お久しぶりです。作者のねじるです。突然ですが、僕が使っていたタブレットの充電が出来なくなり、話が更新出来ない状況になっています。いくつかパスワードを忘れてしまった物もあり、本当に申し訳ないです。今スマホでこの文を書いています。 (2019年7月31日 9時) (レス) id: 2befed96be (このIDを非表示/違反報告)
ねじる(プロフ) - おっ、覚えてます！！マジですか！？神だなんてそんな…！高評価ありがとうございます！！ (2019年5月12日 10時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
春たけのこ - こんにちは！関連から来ました〜！覚えていてくれてますか？笑 最高でした！もう神ですか…？ってなるくらいでした笑 高評価、ポチッとな。 (2019年5月12日 9時) (レス) id: b3606a02e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねじる | 作成日時：2019年3月11日 19時
