【ハイキュー】ばれんたいん【短編集】 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:2,883 hit

及川徹:欲しい、あげない。1 ページ7

３年生。部活のマネージャー。設定。
＊＊＊

登校中、

学校まで徒歩10分かかる私は、自転車でひとっ走り。

3分以内につく(めっちゃこいでます。)

そんな、私は

｢わぁああああ！なんで今日部活なんだよ！！｣

部活遅刻しそうなのである。

自転車を全速力でこいで、叫ぶキチガイに見られそうだ。

学校につき、駐輪場に自転車をとめる。

ﾊﾞｧｱｱﾝ

｢ﾊｧﾊｧ…こんにちわーっ！｣

息が枯れた。

少し声が裏返った。

｢A、そこはおはようございますじゃない？｣

｢声裏返ってたしwww｣

｢おはよー｣

｢はざっす！｣

１年生、２年生が挨拶をくれたのに
３年生は私を茶化す。

｢あ！Aちゃんおはよう！｣

｢お、はよう……ﾊｧﾊｧ｣

片手に袋を持ちながら挨拶をくれる及川。

｢息切れてっけど大丈夫か？｣

心配してくれる岩泉。

｢大丈夫……ﾊｧﾊｧ｣

大丈夫じゃないけど！！

｢何なにー？、Aちゃん、発情期？｣

ﾊﾟｼｯ

｢いだっ｣

｢ちが、部活遅刻しそうだったからっ｣

｢そ、そっか｣

発情期ってなんだよっ

いや、意味はわかるけど

｢…はぁ……すぅー｣

深呼吸。

｢み、みんな、はい。チョコっげほっ｣

息切れからの咳。

｢大丈夫なんですか？｣

｢ほんとに大丈夫か｣

心配してくれてありがとう。

｢絶対大丈夫だろ｣

｢Aだからな｣

おい３年生、いい加減にしてくれ
大丈夫じゃない

……みんなにチョコ渡してくと、

｢…あ｣

あぁ、及川が持ってる袋の中身はチョコか。

じゃあ要らないかな

｢これで全員に｢ちょっ！！待って待って！！｣……なに｣

言葉を煽らないでよ

及川。

｢俺のは！？｣

｢及川いっぱいもらってんじゃん。｣

みんなより多いし

及川ずるいし

私も欲しい((

｢…俺にはくれないの！？｣

駄々こねるの！？この歳で！？←

｢欲しいの？｣

｢欲しい｣

お前は子供か

みんなは練習再開し始めたよ

呆れてかして。

｢…あー、Aー！及川にチョコあげなくていいぞー！｣

｢えっ｣

｢岩泉…｣

岩泉にはいつも世話になってるから、

及川が可哀想だけど

ここは岩泉に従順になり、ノリにのって、

｢わかった、あげない！｣

｢へ？｣