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「研磨、研磨。」

今日も私は何時ものように研磨に聞いてみる。

「・・・何、お姉ちゃん」

今日も弟は目はゲームの方へと向けられている。

「今日は、お友達とお話した?」


今日も聞くこのセリフ。

しかし研磨は目をゲームから離さず、答える。


「今日は・・・クロだけ。」
「そう?今日は・・・黒尾くんだけで犬岡くんとは話さなかったのね?」
「・・・うん」


と、まぁここで会話は終了。


そう、私。孤爪Aはこの子、孤爪研磨の姉でもあり、今23歳の会社員。ついでにまだ独身。


私は本当一人っ子の時は姉妹や姉弟が羨ましくてしょうがなかったんだ。
でもその時弟が生まれ、私が精一杯、愛情を込めて世話をしたんだ。とってもとっても可愛くて、本当愛しくて愛しくて・・・

研磨は私に懐いてくれた・・・のはいいけど。小学生から黒尾くんしか喋る相手がほとんどいないとかなんとか・・・。でも私にはわかる、研磨は人と関わるのが苦手なだけなんだ。

でもここ最近は鳥野との試合があったため、日向くんという子がよく出てくるのだ。

日向くんのことを喋っている時が、最近少し楽しそうに見えて少し安心してた。



・・・でも、研磨は最近私に冷たい気がするのだ。
いや、もしかしたらもうお年頃だしそういう時期かもしれないけど、なんだか私に対しての態度がおかしかったのだ。

・・・これは、何かあったのだろうか。


そりゃもうブラコンの私にとっては解決しないといけない問題だ!

・・・さて、これからどうすれば・・・


「あの、お・・・姉ちゃん。」

私が考えてる時、研磨が口を開いた。

「うん?何?」

「少し、話がある」

2.→



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作者名:霧屋りん@ | 作者ホームページ:(˘ω˘)  
作成日時:2014年7月26日 2時

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