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友達はあの一件が私のトラウマになったと思ったらしい。彼があんな風に見た所為だと。違うのに。だから違うよとだけ言った。私は彼を応援するのを止めた。“こちらの私”は、おおよそバレーに興味を持たない稲荷崎ではレアな高校生だ。
「成宮さんってクールよな!!」
「え?」
「うちとかさ、他にもさ、割りとミーハーに応援するんやけどな、バレー部。ちょっと引くくらい熱狂的に」
そう話し掛けてくれた彼女は、熱心な稲荷崎バレー部のサポーターだ。バレー部を応援するために吹奏楽部にも入ったらしい。
「あぁ……」
「バレーに興味なくても、二年の宮先輩たちとか見とると“キャー!!”って感じにならへん?? あ、気持ち悪かったらゴメン!!」
「ううん、気持ち悪くなんかないよ。確かにカッコいいよね」
全然、全然、気持ち悪くなんかない。
吹奏楽部員としてバレー部を鼓舞する彼女のどこが気持ち悪いと言うのだろう。
よかった〜、と笑顔で去っていった彼女を確認してスマホを開く。SNSアプリのアカウントを“こちらの私”から“あちらの私”へ切り替えた。スクロールしながらタイムラインを追う。まあ対して追う必要もないのだけど。
「……気持ち悪いっていうのは私みたいなのを言うんだよ」
自嘲気味な私の呟きを拾う人は誰も居なかった。
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ふぐひらめ(プロフ) - 保護者などの声で集中を切らされてしまっても、一時はそれを疎ましく思っても、自分の集中力が弱かったのだ、と切り替えることのできる人達でした。きっと、先輩方が強かったのはこういう理由なんでしょうね。私たちは残念ながらあまり勝つことはできませんでしたが。 (11月26日 16時) (レス) id: 63e1c883be (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ(プロフ) - 私達のチームは、本当に優れたチームでした。先輩たちも、一生尊敬して生きていきたい人達です。 (11月26日 16時) (レス) @page13 id: 63e1c883be (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - さむつむさん» コメントありがとうございます!! いえ、私は体育以外ではバレーしたことない人間です笑 (2020年2月17日 20時) (レス) id: 1055510b53 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - すごく…さみしいお話ですね…えまさんは、バレーしてるんですか? (2020年2月16日 18時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - 桃缶さん» コメントありがとうございます!! そんな風に言って貰えて嬉しいです。題名は結構練ったものなので褒めていただけて幸いです!! (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1055510b53 (このIDを非表示/違反報告)
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