ハロウィン3 ページ32
セブルスと私は、誰がトロールを入れたのか理解した
セブ「ハンス…」
ROM「グズグズしてらんない、行こう！」
どうか、間に合いますように…
クィレルより先に、4階に行かなきゃ
クィレルはみんながトロールでパニクっているうちに、
賢者の石を盗もうとしたんだ…
でもそんなこと、絶対にさせない
ROM「はぁ…はぁ………アロホモーラ」
扉がパッと開いた
石は…………
よかった、無事だ…
セブ「クィレルのやつ……」
ROM「大丈夫だよ、私たちで魔法をかけてまm………………っ！」
ざしゅっ、と音がしたと思ったとたん、
私の腕から、真っ赤な血が滴り落ちた
切られたところが、痛い
ROM「……………ん…っ！……」
床に崩れ落ちてしまった
がるるるる、とフラッフィーが唸る
ハグリッドになだめ方、聞いておけばよかった……
私、死ぬの……？
もっと、レギュラスと…
クリスタルと、Aと、アナキンといたかった………
フラッフィーが牙を剥く
怖くなって目をつぶった
また、がるるるる、と聞こえて
また、ざしゅっ、と音がした
あれ、痛く、な……っ
ROM「セブ！セブルス…！」
セブ「……大丈夫、早く、ここから出よう…」
私たちは誰もいない廊下を歩いていた
ROM「セブルス、ごめん。私をかばって……」
セブ「お前に死なれたら困る」
ROM「でも、ケガしてる」
セブ「お前は少しは自分の心配をしろ！」
ROM「うっ……」
セブ「腕を出せ」
ROM「へっ？」
セブ「いいから早く、ケガしたほうだ」
思っていたより、ざっくりと切れていた
セブ「傷が深いぞ？」
ROM「これくらい、平気…」
セブ「あとで薬を調合してやる」
ROM「ありがとう」
でもね、貴方も自分の心配しなさいよ？
ROM「足の傷、深いね」
セブ「別にどうってことない…」
ROM「いや、あるね。
まあその傷は私が直す、私のせいでセブルスはケガしたんだもの」
セブ「いつの間にまともなことを言えるようになっていたのか…」
ROM「えっ、どういう意味？！」
セブ「そのままの意味だバカ者め！」
セブルスとの、こんな日常が好きだったりする
というのは、ここだけの話
じゃなきゃ、レギュラスとクリスタルが黙ってないな(笑)
ああ、傷が痛い……
腕が！いた、い！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソンヨン | 作成日時：2014年8月21日 11時
