episode10 ページ10
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翌朝の1限目いつも遅くまで寝ている俺はニッケルに馬乗りになるまで起きず、強引に大広間に連れていかれた。
「こんな早くにいつも起きないよ」
「寝起きわりぃーなお前」
「ニッケルじゃなかったらきっと僕はインセンディオをしてたかも」
「イン…？なんだそれ」
「火の呪文」
そういうとニッケルは俺の言った意味を理解したのか顔を青白くしてこれからは優しく起こすよと言ってパンをほおばった。
まあ、ニッケルのおかげでホグワーツ初の授業は余裕を持って行動出来たが故に移動ギリギリまでルトを撫でましているとニッケルにしばかれた。
1限目はグリフィンドールと合同であの深い緑のローブの先生はミネルバ先生と言うらしい。
そのミネルバ先生の授業だった。
授業が始まりハリーとウィーズリーの子、えっとロンかな？ロンとハリーが遅れて入ってきた。
ミネルバ先生に遅刻したら怒られることが怖いと先生が居ないことをいいことにミネルバ先生を呼び捨てしながら口に出す。
しかし先生は教室にいなかったのではなく教室いた猫に化けていただけだった。
猫から姿を変えロンに喋りかけたミネルバ先生は皮肉を込めてハリーとロンを懐中時計にしてやろうかと話していた。
道に迷ったと言い訳をするハリーにミネルバ先生はでは地図にしましょうかと言った。
隣ではニッケルが小さく笑っている。
「性格悪いよニッケル」
「お前には言われたくないね」
その後の魔法薬学ではセブルス先生が優秀な生徒は贔屓するような言葉を自らの口で発した。
そんなセブルス先生の話を聞かずに何やらノートをとるハリーにセブルス先生は腹を立てていた。
ハリーは簡単な質問を答えることが出来ずハリーの隣の女の子はとても答えたそうに手を挙げていた。
その日の魔法薬学ではおできを治す薬を調合した。
母が小さい頃から調合をさせてくれたおかげで誰よりも素早く完璧に作ることが出来た。
その後ニッケルが手順ミスをしそうな所を止めるとセブルス先生はスリザリンに10点をくれた。
その次は呪文学。
正直一番の楽しみは呪文学だったのだが既に親から教わっている技ばかりで無言で唱えるなんてこともちょちょいのちょいだった。
みんなは発音に苦戦しているようだけれどね。
ニッケルに俺のリップシンクをよく見させ発音を完璧に教えていた。
それを見ていた先生は代表として真ん中で呪文を披露するよう言った。
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