episode49 ページ49
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「、戦争に行ったの？」
「当然だろ？みんなさ行ったさ。そういうアンタ達は？」
「ドラゴンと戦ったよ。ウクライナアイアンベリー種。東部戦線でね」
「うっそ、すげ。俺は、、、戦争とは無縁のとこに居たかな。母方が日本人で」
そう話しながら歩いているとジュエリーショップが目に入った。それはニュートも同じだったようで辺りを見渡すと小さな宝石が斑に落ちていた。
ニュートも落ちている宝石に気づきジュエリーショップのガラスに目をやるとネックレスをこれでもかと腕に引っかけて置物になりきるニフラーがいた。
ニフラーは次第にニュートと目が合うと店内へ逃げてしまった。
ニュートが魔法でガラスを砕き俺がすぐさま店内へ入る。
ニフラー隠れそうな引き出しをくまなく漁るとするりと俺の手元から抜け出し俺を踏み台にして棚の上に上がって行った。
「生意気め」
ニフラーはシャンデリアの上に乗っかりニュートもそれを追いかけてシャンデリアに捕まる。
店内でガサゴソと大きな物音を立てて鬼ごっこを繰り広げる俺たちをジェイコブさんは店外で見ていた。
そしてニフラーが乗った棚ごとニュートがガラスに突っ込み彼らの重さでガラスにヒビが入っていく。
そのままガラスは割れニュート達は店外に出た。
すぐに体制を整え逃げ出したニフラーに俺は咄嗟に杖を使わずにアクシオを唱えてしまった。
アクシオの影響でニフラーのポケットに入っていた宝石達がどんどんこちらへ向かってくる。
そんな中ニフラーは他のジュエリーショップに目を奪われちょうど近くにあったポールに捕まりくるりと回って見せた。
ニフラーは器用にジュエリーショップのガラスに飛んでいきまた逃げられると思いきやニフラーはガラスにくっついてしまった。
驚いてニュートの方を見ると魔法を使用しておりガラスに細工をしたのがみてとれた。
ニフラーはまるでガムにくっついたようにじたばたと足掻いていた。
「どうだ？満足か？一匹捕獲。あと二匹」
そう言いながらニュートがガラスからニフラーを剥がすとマグルの警察が来た。
「ニュート。かなりマズいよ」
ジェイコブさんは大量のアクセサリーを被りながら両手を上げて降参していた。
「あっちへ逃げました」
とさも他に犯人がいて逃げたように指を指すジェイコブさん。そんなのお構い無しに警察は銃口を向けて両手をあげろ！と叫んだ。
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