episode40 ページ40
・
「なんてこと！それ何？！」
「いやぁ、心配いらないよ。これは、マートラップだ。」
「他に何が入ってるの、」
「あんたぁ」
「どうも」
目が覚めたらしいおじさんはおじいちゃんを知っているようでおばあちゃんが心配して駆け寄った。
「大丈夫？！Mr、」
「ジェイコブ・コワルスキー」
やっぱり？こんなに若いなんて過去以外有り得ないよね。
おじいちゃんは立ち上がってオブリビエイトしようとジェイコブさんに杖を向けた。
しかしおばあちゃんがジェイコブさんの前に出て止めた。
「オブリビエイトしちゃダメ！大事な証人なのよ」
「俺がいるからよくない、？」
「えぇ、まってよ？なんでオブリビエイトしなかったのって怒ったくせに」
「怪我人よ？！苦しんでる！」
「大丈夫ちょっと噛まれたくらいじゃ」
おじいちゃんがそう言いかけるとジェイコブさんは苦しそうに唸った。
そしておばあちゃんは疑うように睨んだ。
「おじ、っにゅ、ニュート。彼はマグルだ。俺たちより毒の耐性が薄いのかも。」
「、確かに普通より苦しそうだね」
渋々おじいちゃんはジェイコブさんが苦しんでいることを認めた。
危ない、おじいちゃんって言いかけるところだった。
「でも、最悪の場合は」
おじいちゃんがそう言いかけるとおばあちゃんは立ち上がって問いつめた。
「おしりの穴から火が吹き出す、」
「でもそこまではいってない。」
「こんなに辛そうじゃない！」
「痛みはせいぜい48時間だ。」
「マグルだと痙攣動悸、吐き気、目眩が生じる。」
「面倒見るから！」
「面倒見る？！それはありえません。スキャマンダーさんあなた、アメリカの魔法社会についてご存知？」
「存じ上げてますよ、？」
俺はおばあちゃんのその言葉に驚き思わず聞き返した。
「アメリカの魔法社会って？」
「非魔法族との関係についての時代遅れの法律とか。友人になっちゃダメ。結婚もダメ。そんなのナンセンスだ」
「ありえない、ほんとに時代遅れだ。」
「私が彼と結婚？！」
「え、そこ？」
別におじいちゃんそこまで言ってないんじゃとおじいちゃんの顔を見るとおじいちゃんは困ったように眉を上げた。
「三人とも一緒に来て」
「「なんで僕まで行く必要があるの」」
そう愚痴愚痴零すおじいちゃんと俺におばあちゃんは手伝ってとジェイコブさんを運ぶ手助けを要求した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
