episode39 ページ39
・
そんな俺はとりあえずそこに入っていたパンをひとつとって食べてみた。
凄く美味しい。
ジェイコブさんのパンに似てる。
おばあちゃんは急いで俺たちを引っ張ってあのトランクを持ったマグルを探すことに。
外に出るとおばあちゃんはあのおじさんをオブリビエイトしなかったのか問い詰めた。
「糾弾されたら私クビよ。」
「「なんで君が？」」
「悪いのは僕、」
「セーレム救世軍に近づいちゃ行けなかったの」
そんな時ビリーウィグが俺たちの周りを飛んだ。
「今のは何？」
「蛾じゃないかな、大きな蛾」
「ビリーウィグだろ、」
ボソッと俺が呟けばおじいちゃんがよく知ってるねと返した。
おじいちゃんが釣られるように歩いていくのでそれに俺達もついて行くと半壊したマンションに出くわした。
「だから言ったでしょう！またガス爆発よ！危なくて戻れないわ！子供いるんだから！」
「いやガスの匂いなんてしませんよ」
「いやー、ガスなんかじゃねーよお巡りさん。俺はみたいんだあのもんのすごいでっかいカバ、、、ガスだガスだガスだ！」
急におじさんが意見を変えるものだから咄嗟に二人を見るとおじいちゃんが杖を向けていた。
「でっかいカバってエルンペント？」
「ほんとによく知ってるなぁ」
おじいちゃんについてマンションの中に入っていく。
マンションをレパロで直しているとおばあちゃんがあとからマンションに入ってきた。
俺は部屋の角でジェイコブさんに似たおじさんが倒れているのを見つけた。
「このおじさん噛み跡がある。形からして中型の魔法動物、」
俺がそう言ってる間におじいちゃんはトランクの中の動物を確認する。
おばあちゃんはその様子を見て空いてたのと驚いた様子で聞いた。
おじいちゃんは咄嗟にちょっとだけと答えた。
ちょっとじゃなくてガッツリだけどね。
「お騒がせニフラーがまた逃げた」
「あ、う、かもね。」
「だったら探す！」
俺はおじいちゃんの近くにより逃げたのはどんなの？と聞くと中に入ってみないと分からないと答えた。
おばあちゃんは倒れていたおじさんに近寄った。
「怪我してる！起きて！ノー・マジさん！」
そんなオーバーなリアクションにおじいちゃんは呆れたように首を傾げた。
おじさんの近くから急にマートラップが出てきておじいちゃんはそれを咄嗟に捕まえてトランクに入れる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
