episode37 ページ37
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嘘でしょ。今まで俺空気だったのになにしてんのさ。
おばあちゃんが俺をオブリビエイトしようと杖を向けるので焦って弁解する。
「まって！俺マグルじゃない！純血です。」
そういうとおばあちゃんは困惑した様子で名前を尋ねた。
「えあ、カタカナ推奨。」
「ファミリーネームは？」
「あーっと、ぽ、ポッター」
ごめんよ、ハリー！ファミリーネームとか咄嗟に思いつかないし。
とりあえずあなたもついて来てと腕を引っ張られそのまま姿くらましを受けた。
グイグイとおばあちゃんに引っ張られながら俺とおじいちゃんはMACUSAに連行される。
「あの、悪いけど僕用事あって」
「あ、僕も」
「あっそう。それはまたにして」
「なんで僕まで、」
「あなたも大事な証人だからよ」
俺はおじいちゃんと目を見合せ小さくため息をこぼした。
「そもそも何しにニューヨークへ？」
「バースデープレゼントを買いに」
「観光とか」
「ロンドンでは買えないわけ？」
「アパルーサパフスケインのブリーダーはここニューヨークにしか居ないんだ。」
「バースデープレゼントって、魔法動物？」
「そう。だから、」
さすがおじいちゃん魔法動物大好きなことが伝わってくる。
なんて話しているとMACUSAについてしまった。
「言っとくけどニューヨークでは魔法動物の飼育は禁止なの。」
「え、」
「そのブリーダーは廃業させたわ」
嘘だろと思いポケットの上からパースとニフラーを撫でた。
こいつらがバレたらどんなことになるのか想像は容易にできた。
というより、ルトは？
先程まで一緒にいたのに姿くらましの時にはぐれた。
最悪だ、ニューヨークなんてどこにいるのか分からないのに。
おばあちゃんから逃げれたら探しに行かなくちゃ。本当は今すぐにでも行きたいけど。
MACUSAの中ではゴブリンも働いており、有無を言わさずにどんどん奥へ連れて行かれる。
着いた場所はなんだか魔法議会？のお偉いさんたちが話しているところだった。
「自分の立場は分かっているでしょう？ゴールドスタイン」
「はい。ピッカリー議長でも」
「もう闇祓いじゃないのよ。」
「、はい、でも議長実は」
「ゴールドスタイン」
「ちょっとした事件じゃ」
「調査本部は今とても忙しいの。重大な事件で」
「重大な事件ってのは？」
「あなたには関係ないわ。出て行って。」
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