episode32 ページ32
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医務室にいるハリーが目が覚めたと報告を受けて俺はハーマイオニーとロンと一緒にハリーのことを迎えに行った。
「調子はどう？」
「平気だよ。ありがとうカタカナ推奨」
「俺の方こそ。ハリーが先にクィレル先生が対峙してたから俺も間に合ったんだ」
「そういえば、クィレル先生は君が来るのを恐れてたよ」
「俺が優秀で強いからだろうね」
なんて冗談を言うとハリーは笑ってくれた。
学年末、テストも無事に終わり1年生としての最終日を迎えた。
「流石カタカナ推奨首席だなんて、成績だけで言ったら学年だけじゃなくてホグワーツトップだろうね。いや普通にカタカナ推奨なら7年の勉強も出来そうだけど」
「言い過ぎだね。でもやっぱり得意教科は目に見えるよなぁ、」
たまたま出会ったハリーにそう言われ、思わず否定した。
魔法薬学、呪文学、変身術、闇の魔術に対する防衛術は満点だ。魔法史はあまり得意ではなくて1番点数が低い。
天文学と薬草学はそこまでじゃないけど。全て90点台ではあるからいいと思う。
ハーマイオニーは俺の1つ下2位だ。やはり彼女かなり頭がいいらしい。これはほんとにウカウカしてたら追い越されそう。
夕食時大広間にはスリザリンの旗が掲げられていた。
グリフィンドールは最下位でありスリザリンが1位と発表された。
「やったなカタカナ推奨！」
「そうだね、ほとんど僕が稼いだ気がするけどね」
スリザリンにトロフィーが授与されると思いきやアルバス先生が先日の地下室での出来事をグリフィンドールの得点に追加した。
俺の得点も追加されたためハリー達三人の得点も加え9点差でスリザリンがリードした。
優勝は変わらないかと思われたが最後にネビルが10点追加したことによりスリザリンは1点差で2位という結果になってしまった。
今回の出来事は頑張ったのは俺じゃなくてハリーたちだから正当な結果と言えるだろう。
隣のニッケルはまあ悔しそうにしている。どんまいとしか声のかけようがなかった。
＿＿＿夏休み、嫌でも家に帰らなくちゃいけない時間。
行きの汽車のコンパートメントでは俺はひとりの時間をすごした。
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