episode27 ページ27
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「チェックメイト」
「驚いた本当に強いんだね」
俺がそう褒めると得意げになるロン。
「でもカタカナ推奨だって僕が戦った中で一番強かったよ。あと何回かやってるうちに負けちゃいそう」
「そんなことないよ。」
俺はハリーからルトを受け取って部屋に戻った。
そういえば明日はクリスマスだ。プレゼントちゃんと届くといいな。
＿＿＿翌朝談話室に向かうときちんと家族みんなからプレゼントが届いてた。
両親からはミサンガを貰った。つける気なんて更々ないけど。
祖父母からハーブティーの葉を貰った。俺が好きそうな葉で流石と思わず呟いてしまった。
家族以外の人達からもプレゼントが届いていた。
ドラコはやっぱり高級ブランドの手袋が入っていた。高級すぎて少し使うのは勿体ない気もするけれど。
ニッケルからは彼らしいルトをイメージしたのだろうかところどころおかしな縫い目が見えるぬいぐるみだった。
驚いたことにハーマイオニーからもプレゼントが届いていた。
彼女からはドライフラワーを瓶に入れてオイルで漬けたものだろうか。コルクを軽く引っこ抜くと心が落ち着くいい香りがした。
見た目もすごく素敵だし、俺は枕元に飾ることにした。
俺はクリスマス休暇ホグワーツに残ってる人達のプレゼントを抱えて大広間へ向かった。
大広間では友達間でプレゼント交換が流行っていた。
ハリーとロンの姿を見つけて2人の元へ駆け寄る。
「メリークリスマスハリー。ロン」
「メリークリスマスカタカナ推奨」
「2人にプレゼントがあるんだ」
「わあ！ありがとう！開けてもいい？」
「いいよ」
そういうと2人は嬉しそうにラッピングを解いていく。
「すごい！素敵なブレスレットだ」
「ハリーにはエメラルドが似合うと思ってほら、瞳の色。ロンは黄色さ。グリフィンドールに黄色が入ってるだろ？」
「嬉しい。でも僕何も用意出来ないよ」
「いいんだよ。僕がやりたくてやったんだ」
そういうとハリーは俺に抱きついてありがとう誰かからプレゼントを貰うのは初めてだととても喜んでくれた。
「ハリーの瞳って綺麗だよね」
俺はそう言ってハリーの両頬を掴んで瞳を覗いた。
「俺ハリーのその目が大好きなんだ」
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