episode21 ページ21
・
「今日の授業休んだらどうだ？」
「今日の一限目はセブルス先生だ。休む訳には行かないよ」
「そうか、」
ハリーにいつも嫌味を吐くドラコじゃない、なんで俺のことなんか心配するんだ。
今のドラコは俺が入れるホットミルクのように甘い。そんな彼は嫌いじゃないけれど。甘いものは好きだからね。
その後ドラコと沢山話しをした。
有り得ないくらいに早く起きたのに有り得ないくらい時間が早く感じられるほどに会話が弾んで気づけばお互いの距離はゼロに近かった。
暖かい談話室に数人が起きてきてニッケルも慌てた様子で談話室にやってきた。
「おはよう。ニッケル」
「おはよ、ってそれどころじゃないよ！朝起きたらいつもいるはずのカタカナ推奨がいなくて焦ったんだぞ！」
朝から大きな声を出すニッケルに俺は思わず目を細める。
朝からそんな大きな音を聞きたくないのが本音だ。
「ま、別に早く起きることくらいあるよな。」
「クラッブとゴイルのやつまだ寝てるのか。起こしてくる。またな」
ドラコはそう俺に言うと談話室を去っていった。
終始目を点にして俺らの会話を見ていたニッケルが口を開いた。
「お前ってそんなにマルフォイと仲良かったっけ」
「前世からの友達のようにね」
俺がそう返すとニッケルは首を傾げた。ポンコツと額にデコピンをカマしてやればさらにハテナを浮かべていた。
ほんとに今日初めて話したというのになんだか前から友達だったように会話が弾んだことに自分でも驚いていた。
俺は部屋から教科書などを取って朝食を取りに大広間へ向かった。
「朝が早いとお腹がよく空くね」
「そういうもんだろ。てか談話室じゃ暗くて気づかなかったけどお前隈すげーよ」
ニッケルにも指摘されそんなに？と笑いながら返すと何時間睡眠だよと聞かれた。
指をおりながら数を数える。
「2？」
「馬鹿だろお前」
まあまあと言って朝食を食べ進めた。
＿＿＿朝食も食べ終えグリフィンドールとの合同授業、魔法薬学で事件は起こった。
今までの授業でミスしたことがなかったのに材料を間違え全く別の魔法薬を作ってしまった。
「あれー、おかしいな、なんでだろう」
「カタカナ推奨どうしたの？こんなミス貴方らしくないわ」
「最もだ。どうしたのだMrカタカナ推奨」
しかもミスをしたところをセブルス先生に見つかり、ハーマイオニー達にも心配された
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
