episode12 ページ12
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やるなと言われたらやりたくなるのが年頃の男子で。
ドラコはネビルを馬鹿にしネビルの思い出し玉を握った。
そのままドラコは空中へ飛び上がりハリーを挑発する。
ハリーは幼稚ながらもその挑発にのりドラコが遠くに投げた思い出し玉を追った。
ハリーはそれを難なく取りに行き、みんなはハリーに英雄のように群がった。
「どうして人を助けた俺より挑発にのったハリーの方が凄いんだ」
ぼそりと呟いた言葉はいつも通りの猫を被った喋りではなくニッケルもその事実に驚いていた。
「あぁ、ネビルを助けたカタカナ推奨の方がかっこよかったし凄かったぞ」
そう言ってニッケルは俺より少しばかり背がでかいのをいい気に俺の頭を撫でた。
なんだか下に見られている気がしていい気がしなかった。そんなところに何故かミネルバ先生がやってきた。
「ハリー・ポッター。カタカナ推奨・スキャマンダー。来なさい」
なんで俺までと思いミネルバ先生について行くと何やらグリフィンドールのクィディッチの話になった。
俺スリザリンだよ？意味無くない？呼んだ意味は？
「Mrカタカナ推奨。あなたはスネイプ先生の元へ行きなさい」
言われた通りセブルス先生の元へ行くとスリザリンのシーカーにならないかとセブルス先生と話したらしい。
「お言葉ですが先生僕クィディッチは興味無いんです、」
そうかと悲しそうな声を出すセブルス先生に胸がいたんだ。
その後校内はかなりハリーが最年少シーカーという話題で持ち切りになった。
図書室で何となく本を漁りたい気分だった。
なにか読みたいとか、どんなのがとか何も無いけれど俺は暇になったらとりあえず図書室へ向かうのがなんだか癖だった。
その日の気分で向かうコーナーは違うし、手に取る本も違う。
ちょうど魔法薬学について何か面白い記述がないかなと探しているとグリフィンドール生の子が勉強しているのが気になった。
本をとるふりをして彼女の勉強をのぞき込む。
内容は今日やった魔法薬学の調合の手順の復習だろうか。
ノートの他にはメモも近くにありセブルス先生の言葉をきちんと聞いていたのがわかる。
かなりの優等生だろう。そう考えているとかなりの時間のぞきこんでいたらしい。
彼女がこちらを向いた。
「なに？私に何か用？」
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