前世は魔法使いだったんですが【HP×DC】

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三連休が明けてから、僕は学校が終わると一直線に家へ帰り、研究に没頭した。


もちろん学校の宿題なんかもちゃんとやったけれどね。


少年探偵団とはあの月曜日の朝以来会っていない。


それはもちろん、授業の終わる時間は違うし、今までだって会ったことは無かったのだから、いつも会う方がおかしいのだけれど。


この1週間、寝る間も惜しんで(実際には10時には寝ていだが)研究をしていた。



え？今日がいつかだって？


今日は金曜日さ。

今日も学校を終えて帰ってきたところだ。



そしてついに。


僕は蛇の言語を解明した。



とは言っても、まだ初歩の初歩ではあるけれど。


火曜日に一定の規則を見つけてからは早かった。


僕が実際に蛇と話せるようになった訳では無い。


僕はパーセルマウスではないからね。


でもその代わりに。


蛇と話せる呪文を作ることにした。


よく考えてみれば、魔法界には他国の言語を通訳する魔法があった。

それらを全て蛇の言語に合わせてみれば出来ないことではない。


要はベビ語のアルゴリズムを理解さえできていればいいのだ。



というわけで。

今は蛇語対応の通訳魔法を作るための研究に専念している。




まだ、僕はパーセルマウスではないけれど。

君は忘れていないよね？




｢僕はパーセルマウスだ｣




今、僕はパーセルマウスになった。




僕の言葉は本当になる。

本当、魔法って便利だ。


日本語に限る、って部分が面倒だけれど。



え？なんで研究してたのかって？

だって楽しいじゃないか。


なんたって僕はレイブンクローだからね。


さてと、ルシアとお喋りでもしようかな。

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