【銀魂】俺の婚約者が可愛すぎる。【沖田総悟】

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A『おまっ、馬鹿野郎…！その傷！！』

総悟「あァ…これくらいなんでもありゃーせん」


沖田はほおに傷を負っていたり、あちこちが血だらけだった。


阿伏兎「…ケホッ…」


数秒前、沖田に思いっきり殴られた阿伏兎が立ち上がる。


同時に、万事屋も立ち上がった。


銀時「その様子だと勝ったみてぇだな、総一郎くん？」

総悟「総悟です、旦那」

A『…本当に…お前は…』


浮かんできやがった涙をそっと拭う。


A『…やれるか』

銀時「おう」

総悟「任せときなせぇ」


私は、走って廃工場に向かった。


総悟「こっからは一歩たりとも通させねェ…」

阿伏兎「ははっ、お怒りかィ…そりゃそうか」

銀時「随分と余裕かましてんだな？」

阿伏兎「まぁな…」

総悟「…潰す」









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(ガラガラッ！)


A『…神威…』

神威「ゲホッ…」


神威がゆっくりと立ち上がる。


神威「来てくれたんだ、A」

A『…ヨリを戻すなんて、私は嫌だ』

神威「あぁ、阿伏兎から聞いたんだ。そうだよネ、嫌に決まってるよネ〜」

A『なァ、事情ってなんだ。なにがあった。』


神威は、はぁ…とため息をついてから言った。


神威「…この前地球に来た時さ、君を見たんだ」

A『！』

神威「その時のAが…その…」

A『…？』

神威「…すっごい、綺麗だったんだ…」


神威は照れ臭そうにして、話を続ける。


A『で？』

神威「…俺のそばにいてほしかったって思って、すっごい後悔してた」

A『だから？』

神威「ねぇ、言わなきゃダメ？」

A『馬鹿か。言ったところで戻るつもりはない。』


私を '' 弱い奴 '' として捨てた奴のところに、自ら行くわけがないだろ？


A『裏切られて、すごく傷ついた。そんな時照らしてくれたのが…真選組(あいつら)だった』

神威「…悪いと思ってる。本当にごめん、A。」

A『謝ったところで…私の傷は癒せない。』


裏切った上、私の仲間に手を出すなんて…！


神威「俺の気持ちの問題なんだ。君が隣にいないとおかしくなりそう…」

A『私はお前が嫌いだ。それだけは断言しよう。』


長い沈黙が続く中、遠くからサイレンが流れてきた。


神威「…また来るネ。」

A『…顔も見たくねェ…』


神威は目を見開いた後、笑顔でその場を立ち去った。

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