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▼じゅうご ページ16

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A『良かったぁ、 綿飴(わたあめ)売り切れてなくて』

高杉「…そんな綿飴(わたあめ)好きだったか?」

A『うん、大好き』

高杉「…ッ」


….俺…こいつにまともに好きって言われたことねェな、そういえば。


A『てか晋助、いつの間に林檎飴(りんごあめ)買ってたの。』

高杉「…あァ…」


ついさっきな、と答えて、俺はAと穴場へ向かった。


A『…わぁ、ほんとに誰もいない』

高杉「だろ?」


まわりには向日○(ひまわり)が咲き誇り、空には花火が打ち上げられていた。


A『ベンチまであんの。…座ろか』

高杉「あァ」


ベンチに腰掛けて、黙々と綿飴(わたあめ)を食べるA。


A『…綺麗だね』

高杉「…綺麗だな」

A『人と花火見るの、何年ぶりだろ、』

高杉「…食うか」


Aに林檎飴(りんごあめ)を見せると、すぐ食いついた。


A『良いの?』


キラキラと目を輝かせ、林檎飴(りんごあめ)を見つめるA。


高杉「あァ」

A『ありがと…っ!』

高杉「…はぁ」

A『?』


ダメだ、可愛い。


A『わ、見て晋助!』

高杉「…?」


Aの指差す方を見ると、ちゅ、と頬になにかが触れた。


A『…ふ、お返し』

高杉「………ッ、!?」


触れたのは、二ヘラと笑っている可愛い奴の唇で。


A『〜っ…やっぱ、恥ずいわぁ…』


片手で口元を隠すA。


…そんな顔もすんのかよ、お前。


咄嗟(とっさ)に、ニヤける口元を手で隠す。


高杉「…!」


ふと、あることに気づいた。


高杉「…口にはしてくれねェのか、」

▲じゅうろく→←△じゅうよん



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Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私の不慮のせいです、申し訳ありません (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私もフラグを外すために尽くしているのですが、自分なりに対処して申請しても外れないんです (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
竈之屋次郎(プロフ) - R18フラグが外れていません…アプリの方で読めなくなってます。 (2020年2月2日 15時) (レス) id: b139c63105 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2019年11月10日 2時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華 - た、高杉が…デレた、だとッ?!  ヤバいもう尊すぎて鼻血が止まらん…最後に一言!マジで神。作者様ありがとうございますッッ!! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年3月30日 21時

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