【銀魂×ルパン三世】桂小太郎の妹は石川五ェ門の相棒らしい！？

29. 忘れない。 ページ31

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A『…しつもんの前に、かたな！返せ…！』

五ェ門「あぁ、すまん…」


五ェ門が刀をAに返すと、Aは刀をぎゅうっと抱きしめた。


五ェ門「どこから来た？」

A『…それは、いえない』

五ェ門「そうか…」

A『もういいだろ！わたし、帰る…！』


Aは布団から出ると、走って玄関に向かった。


五ェ門「！」


(ガラ…)


A『ッ！？』


突然戸が開いたので、Aは足を止めてしまった。


ルパン「たっだいま〜っておよ？」

次元「っでぇ！」


入ってきたのは、仕事から戻ったルパンと次元と不二子だった。


次元「てめ、急に止まんじゃねぇ！」

不二子「どうしたの、ルパン？」


ルパンの後ろからひょこっと顔を出す不二子。


A『……！』


Aは震えながらも刀を構えていた。


不二子「なぁにこの子！かわいい〜！」


不二子はヒョイっとAを抱き上げると、じぃーっと見つめている。


次元「ケッ、なんだよそのガキ。」

A『なっ…！離せっ！この(ぐうぅぅ)！？』

五ェ門「A！」


Aの腹の音が鳴った直後、五ェ門が走って部屋から出てきた。


不二子「お腹空いてるの？」

次元「ほっとけ！」

不二子「次元！ちょっとこの子お願いね？何か作ってあげるわ♪」

次元「は！？」


不二子は次元にAを預けると、鼻歌を歌い台所に向かった。


次元「んで俺が…つか、てめぇ！暴れんな！」

A『離せ…！』(ぐっ！)

次元「イデテデ！ヒゲ引っ張るな！クソガキィィ！！」

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