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屋敷内の空気が、さらに重くなっていく
RI『ゲホッ、ゲホッ.....ハァ、大、丈夫....』
翔吾『大丈夫なわけないやないですか!』
陣『陸、少し黙っとき 疲れるだけやろ』
九龍に屋敷を襲われてから数日経ったある日、
突然陸さんが吐血して倒れてしまった
不安を隠せないまま翔吾さんの隣に座ると
力の入ってない手で頭を撫でられる
RI『大、じょーぶ....^^』
あぁ、このままここにいたら泣いちゃう
そう思って私は部屋を後にした
『少し、出かけてきます....』
瑠唯『1人で?』
『頭を冷やしてきたいので^^』
瑠唯『.....そっか、あまり街に近づいちゃ駄目だよ』
『はい^^』
玄関で鉢合わせした瑠唯さんは止めるわけでもなく
ただ何かを悟った表情で頷いてくれた
外はひどい雨 普通ならこんな雨に出かけないだろう
....屋敷が襲われてからSWORDの街に行ってない
行く気にもなれなかった
(ROCKYに会いに行こうかな.....)
でも、今日は誰かに会いたかった
1人で押し潰されそうな感情を誰かにぶつけたかった
(あれ....?)
視界が悪く、周りの景色が見えにくい中
前から誰かが歩いてきた....
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.
(コブラ.....さん?)
コブラさんからは私が見えていないのか、
そのまま気づかず通り過ぎてしまった
こんな雨の中傘をささずにどこへ行くのか
....嫌な予感を感じて追いかけようとした時
『.....っ"?!』
首元に強い痛みを感じて意識が遠退いていく
ぼやけてく視界に少しずつ小さくなってく
コブラさんの後ろ姿と、
(..........?)
どこか"懐かしさ"を感じる匂い
完全に意識がとぶその前に誰かに抱きとめられる
ような、そんなようにも感じた
.
No side
激しい雨の中、男は傘をささずに女の子を抱えていた
顔はよく見えないがどこか寂しげに感じる
?『ごめん....でも、
"あいつを追わせる訳には"いかないんだ』
男は女の子をある場所へと連れて行き寝かせた
その場所は無人となったの懐かしい場所
?『もう....2度と"俺ら"に関わっちゃだめだよ
俺はAと戦いたくない....ただ、
.
.
守りたいだけなんだ.....』
そんな彼の弱いつぶやきの様な声が、
夜の景色に溶け込むように男の姿と消えていった....
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龍華 - すっっっごく見入ってしまいました。更新楽しみにしています(*^-^*) (2020年8月14日 2時) (レス) id: 24263368ee (このIDを非表示/違反報告)
news8190(プロフ) - 続き見たいです! (2020年7月15日 9時) (レス) id: a284048075 (このIDを非表示/違反報告)
AiRI(プロフ) - 更新楽しみにしています!頑張ってください!応援しています! (2020年5月20日 1時) (レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
らんぺlove - 続きがきになるので、更新頑張ってくだい!! (2020年4月2日 2時) (レス) id: 93ffc6ae72 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - 続き気になります!!更新頑張ってください!!!! (2019年11月24日 22時) (レス) id: 43bc4b2371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ch.08 | 作成日時:2017年11月19日 20時