27.見回り ページ33
《部室》
【くるみside】
雛遥が入部して1週間。私はこの日を待っていた!
「雛遥!ついでに舞華、陽斗!」
雛遥「なんですか?」
見回りに行くぞ!
舞、陽「なんで私〈俺〉達まで!?」
りーさん「気をつけて行くのよ。」
4人「はーい。」
ゆ、み「行ってらっしゃい!」
《廊下》
舞華「なんで私達が一緒に?」
最近ヤツらの数が増えてきて、一人じゃ対処しきれないから。
雛遥「戦力をあげるんですね!」
そういうこと!
陽斗「でも俺ら、絶対くるみんより場数少ないけど。」
え?でも拳銃…
舞華「拳銃は最悪の事態になった時だけ。普段は強行突破したり囮使ってヤツらを回避しているから、戦闘経験はあまり…」
雛遥「私もピンチになったら逃げていたので…」
マジか…まぁ、私みたいにやってる方が珍しいか。
そんな会話をしながら見回りを続ける。
すると…
舞華「あ…」
雛遥「ひっ…」
ヤツだ。1人か。
陽斗「よし!」
拳銃はよせ。校内は危ない。
陽「分かった。」
私が行く。
ゾンビ「う゛…ぁ…」
ごめん。おやすみ。
『グサッ』
「ふう…」
舞華「他にいないみたいだし、戻ろう。」
ああ。
雛遥「くるみ先輩、大丈夫ですか?」
何が?
雛遥「こんな重い仕事…」
「あー…本音を言うとこの仕事、ちょっとキツいんだよ。ヤツらの中には知り合いだっている。それを…」
舞華「くるみちゃん…」
それでも、生きていく方法だから…
雛遥「ゾンビ、ごめんなさい…私達は生きていたいんです…」
陽斗「まぁ、こんなことを楽しんでる奴なんていないだろうね。」
だよな……
「このシャベルも、私の強さも、学園生活部の皆を……大切な誰かを守るためにあるんだ。」
*****
《神薙女学院》
【?side】
17、18、19…
「キリ悪いな〜…」
でも、この教室も大分人数が増えた。
「そうだ!授業をしよう!」
懐かしい響き。綺麗に並んだ椅子と机。窓から入る香りは、私の大好きな桜。
その思い出をここにいる皆で再現する…
いいかも!
でもなぁ…授業するには人数が少ないかな。
「あ、3年藤組さん!」
藤組の教室は結構いる。何人かこの教室に入れようか。
でも藤組で作った山を少し崩す。それは嫌。
「やっぱり自分の手でやろう♪」
『ガタッ』
ゾンビ「う゛あ゛…あ゛……」
『ザシュッ』
「これで……20人♪」
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H.scarlet - 風神蕾さん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月2日 19時) (レス) id: 03455ede8f (このIDを非表示/違反報告)
風神蕾(プロフ) - がっこうぐらしはあまり詳しくないのですが詳説を読ませていただいてユキちゃんの明るさが伝わってきました。これからも頑張ってください! (2017年3月30日 13時) (レス) id: 04213ed253 (このIDを非表示/違反報告)
H.scarlet - あ、タブレットは買い替えました。ただ勉強があって…すみません。(^o^;) (2016年10月8日 18時) (レス) id: 86ca5e0a53 (このIDを非表示/違反報告)
H.scarlet - 二次オタ早苗☆さん» ありがとうございます。忙しくてしばらく更新できませんけど頑張ります。 (2016年10月8日 18時) (レス) id: 86ca5e0a53 (このIDを非表示/違反報告)
二次オタ早苗☆(プロフ) - まいちゃんとようくんの登場のさせ方、とても上手で尊敬します!!! タブレットはやく直ってほしいです。テストとかいろいろ大変だと思いますが、続き待ってます(*‘∀‘) (2016年9月27日 21時) (レス) id: cbeb266dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:H.Scarlet | 作成日時:2016年3月22日 14時