人は髪型が100%ーハイキュー！！短編集ー

クールそうな頭をした双子スパイカーの0% ページ42

宮 治







ガチャっ





いつもは重い扉が、今は軽く感じる








貴方「治！！」





家の前に立っている、私の彼氏さんに駆け寄る






宮「久しぶりやな」


貴方「一ヶ月ぶりや」





ぎゅっと手を繋ぎ、歩き出した













私と治はそこまで遠距離やない



つか、家は割と近い方で中学はおんなじや








けど、高校は違うし治の練習は多いから



全く会えてへん







宮「ほんま、会いたかったわ」



貴方「おっ」









治に優しく抱きしめられた












貴方「治、ちょっとこっち見てや？」


宮「ん」





治の怠そうな瞳がみえる




ほんで、ちょっと照れくさそうや









自然と笑みがこぼれてしまう














貴方「うん、オッケー！！」



宮「な、なんや？」



ちょっと怪訝そうな顔をされる










貴方「ほら、治に会えんで寂しいやろ？









せやから、顔を焼きつけよう思ってな？」





っと、治の隣に立つ










宮「ほな、Aもこっち向いてや」



貴方「いやや」



宮「即答！？」

















貴方「治はええの、寂しがってや？」




私は意地悪をしたくて、そっぽを向いた









宮「いや、俺はそーゆーんやなくて」












くるり



貴方「へ？」









体を一回転され、また向き合う














っと、次の瞬間






























ちゅっ










唇が触れ合った





貴方「え…ええっ！？」



宮「ただ、ちゅーがしたかったんや」







ふわっと優しく笑う













貴方「な、な、なんや！そんな恥ずかしいこと」




顔の熱を冷ますために手で覆う





宮「A」


貴方「な、なんや？」




ふっと顔を上げれば、真剣そうな治













宮「俺は、今どんなにAの顔見ても









また明日には会いたなる




足りへんよ？」











貴方「治…」








宮「せやから















もっと触らせてや」









んっ、と手を広げた









貴方「ええの？」



宮「ええで」






その返事とともに一気に走り出して










力一杯に治に抱きつく


















宮「強すぎや」



貴方「愛の力と比例してるんや」



宮「なんやそれ」


















私たちは、愛を確かめるように









抱きしめ合い

























キスをした

癖の強そうな関東最強エースの100%→←派手さを求めない頭をした 凌ぎ役主将の100%

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