私はヒロイ…ン…？

羽が三枚 ページ5

カナちゃんとクラス表を見ると

うわぁ…

確か生徒会の…えっと…なんだっけ…？ コ…コネシマさん？がずっと話し回っていた後輩さんと同じクラスだ…

初日早々事件に巻き込まれそう…
まぁ現に今隣にいるモデルをやってる美人ヒロインが私と話している時点でもう大事件に巻き込まれている同然か…

なんて絶望していると



カ「Aちゃん行こや！！」

水が滴りゆっくりと可憐に咲く華のようなそんな綺麗な笑顔でモブごときの私に向けて言うなんて…

『勿体ない…』

カ「ん？何が〜？」



いつの間にか声に出ていたらしく急いで口を手で隠し

『何でもないよ…行こ…』

平然と嘘をつく

貴族の彼女に…ヒロインに気を遣わせるなんてこと絶対しない為に私は嘘をつく…

と心に傷をつけ自分の本心をしまう



『何でもないよ…さっ…行こうか…』

少し遠慮がちに彼女の手を握り歩き出す

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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