二話 ページ2
歩き続けてやっと着いた私とAの記念すべき街。
疲れたのかAは、ハァハァと息切れをしアスファルトの上に座り込んだ。
"大丈夫?"
って言いたいけど、私はポケモンで貴方には声が届かないから
『ぶいぶぶい?』
という言葉になってしまうの。
だけどAは辛そうな顔をしながらニコッと微笑み
「大丈夫だよ。」
そう言いながら私の頭を撫でる。
それがくすぐったくて…暖かくて嬉しくて…色々な感情が混ざり合う。
ずっとずっとこんな日々が続けばいいのにな。って思うんだ。
でもね、きっと神様は許してくれないと、そんな気がするの。
「さ…てと、イーブイ今日はポケモンセンターで一日を過ごそうか。そして、グレイシアになるための情報を得よう!!」
そう言って立つA。
それに答えるように私も笑って、Aの肩に乗った。
"グレイシア"
Aは私の願いを叶えるために今こうして一緒に冒険してくれているんだよね…。
『ぶいぶぶい!』
"ありがとう"
言葉に出せないけど伝わりますように…。
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桜にゃん♪ - この小説好きです!頑張って下さい!(`・ω・´) (2020年5月19日 20時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:皐 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時:2016年5月2日 20時