八話 ページ8
朝から鳴り止まない目覚まし時計の音。
カーテンの隙間からは微かな光が漏れていた。
もうすぐ梅雨の季節に入る頃、胸まである焦げ茶の髪をいつものようにハーフアップで結ぶが、これからは湿気などで上手くいかないと思うと起きる時間を早めなければいけない。
なんてめんどくさいんでしょう。
ブラウス、ベスト、上着の順に着、スパッツ、スカートを履いた。
全身がちょうど映るの鏡の前に立って
ネクタイを締める。
身だしなみを全てチェックした後に私は机の上にある台本を手に取った。
(昨日はあれから女子の方々があまり出ていってくれなく仕事がはかどらなかったんだよね…。)
そんなこと思いながらバッグを持って私は寮を出た。
いつも通りでかわらない。
そんな日々をいつも送っていたが今日は違うらしい。
いや、らしいんじゃなく違った。
目の前には、いかにも性格悪そうな女の人。とモブぽい人二人。
「……あの、そこを通りたいんで退いてもらえますか？」
取り合えず、様子見に言ってみたけれど、これは嫌な予感がする。
女の勘ってやつかな。よくわかんないけど取り合えずヤバそう…。
「ねぇ…アンタさぁ。」
初対面の人相手に普通アンタって言うかな…？いや、言わないよね。
というか、まさかの先輩に目つけられちゃた的な…?
そんな、虚しい自問自答を私は繰り返す。
「ねぇ、聞いてんの！！」
誰も居ないであろう廊下に響く声。
一瞬、私はびびって肩を震わせたけど
(………なぜ、私が怒られなければならいのかなぁ。)
と正気に戻った。私は不知火の幼馴染みなだけあって、誰かに人質にされたり脅されたりケンカ売られたりするのは、しょっちゅうで慣れてるから彼女達が想像している様な反応は出来ない。
つまり、勘に障る訳だ。
昨日、かずまが言ってたことがまさか今日に起こるなんて…ね。
虫除けスプレーの不知火もちょうど居ないし…。
(………そうだよ。居ないんだよ！)
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かのん(プロフ) - チョコ桜だいふくさん» 私も、チョコ桜だいふくさんの小説に癒されてるのでこちらこそありがとうございます。 (2016年3月23日 21時) (
レス) id: 8455122971 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ桜だいふく(プロフ) - かのんさん» わ！本当ですか！嬉しいぃ!!!結賀会長に一票入りました！かのんさんいつもありがとうございます(*´∀`) (2016年3月22日 22時) (レス) id: 1232003817 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 結賀会長のキャラが好きです\(//∇//)\ (2016年3月22日 22時) (レス) id: 8455122971 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ桜だいふく(プロフ) - 花陽♪【momo】さん» 面白いと言ってもらえて本当に嬉しいです！『あの日の思い…』ですね！見てきます！ (2016年3月22日 22時) (レス) id: 1232003817 (このIDを非表示/違反報告)
花陽♪【momo】 - とても面白かったです！私も『あの日の思い････』っていう小説書いてるのでよかったら読んでみてください！ (2016年3月22日 18時) (レス) id: e7aad1fc17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ桜だいふく | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時：2016年3月10日 16時
